トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**更地の雪

2012-11-11 | 大震災

  風花の舞えば去来すあの一夜凍えた我等消えゆく温み

  初雪や渚に落ちて波の中波よ届けよ故郷の雪

  栗駒の深層崩壊山肌を雪は蔽いて手当てのごとく

  岩手山雪の冠陽に映えて印となりて来ぬ人を呼べ

  夏草は折れるがままに枯れ立ちぬあの日思わる更地の故郷