梁材の残り一本はベンチに用いた。ひび割れが大きかったからステージには使わなかった材である。
地面に直接置いたのでは腐朽が早まるから台座を刻んでその上に置く。台座は風倒木となったテーダ松の生木だ。半割にして梁材が外れないように梁幅の切り込みを入れた。
設置場所は丸太滑り台の前で、荷物を置いたり腰かけて注視したりするのに丁度良い場所である。梁材を移動するのに会友の到来を期待したのだが、この冬一番の寒さで誰も来なかった。仕方がないからロープを掛けて曳いたが、思ったほどの苦労はなく移動でき完成。
つまらない事でも予定通り仕上がるとほっとする。満足、満足。