泥水地の中央部を流れる、と言うより「流した」小川の清掃をする。「メダカの学校」が見られると人気のスポットでもある。
スゲやイ、セリやミゾソバが流路を覆い始めて、出水期の円滑な排水を妨げるし、何よりもトンボ類の飛翔の妨げにもなる。
あまり綺麗に除草してしまうと、羽化台となる茎がなくなるから「ほどほど」の手入れだったが、それでも終了後は「さっぱりし過ぎか?」と思うほどになった。
この部分、漏水孔が多く貯水できにくい。思い余って、穴を避けて水路を通したのが自然の雰囲気に仕上がった。漏水しないかと言えば、そんなことはなく、常時、水見回りをし補修し続ける必要がある場所だ。水辺の保全は手がかかる。
期待して子らの田植えを見守りつ尻もち見ればよしとわが胸
二回目の田植えとなれば子どもらもさばく手つきも自信の一手
田植え済む物足りなきと口々に言えど小さき谷間の棚田
去りし年さえずりの中田植えして今年声無く子らがさえずる