トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

田植えの準備

2013-06-09 | 感じるままの回り道

Photo_4  田植え前の草取りとかで、復元した棚田に周辺をフイールドにする子ども達が入っていた。日曜に田植えなのだ。

 大きな田の東半分は、所轄のグループが田植えをし、区切りの目印に孟宗竹を横たえてある。田植えを済ました代表と話をしたのだが、「田圃は田圃」と言う認識が強い。だから、水草のコナギやシャジクモの保全は水稲より下位にある。

 「景観として棚田を再生して、本質は生物保全の水辺」と言うような考え方は邪道の様だった。まあ、生物多様性をもくろむなら「意見多様性」をも認めざるを得ないのだが、実質、再生し水見回りしている側と、従来よりフイールドを勢力範囲としていた側とが一致しないのは不幸の一歩でもある。

 国家間のように紛争に至らないのは、越境したのは小生なので、「水辺を倍増出来た」点で、腑に落とすしかないと結論づける故であろう。それにしても、もう一段上は手を出せない主要部なのだが、もったいなくてしょうがない。


飢餓難民

2013-06-09 | 蝶の食草園

Photo  10本以上蔓を伸ばしていた庭のウマノスズクサが、ついに姿を消す時が来た。最後の地上部は10㎝足らず、二匹がむさぼり食っている。予想以上に大食漢で、地表は丸い糞が敷き詰められてしまった。

 何齢の幼虫か不明だけれど、食糧不足は明白になったので、強制移住させた。前日は2本の蔓に7匹いたのだが、今朝は3匹しか見いだせなかった。蛹になれた個体だったのかどうか…。

 ピーク時の幼虫は20匹を数えたが、大多数は行方不明になった。ウマノスズクサは除草しないで残してきたけれど、ことごとく地上部は食べつくされていく。Photo_2Photo_3この草と幼虫の関係で、ウマノスズクサは「恩恵」あるいは「メリット」なるものがあるのだろうか。「喰われっぱなし」としか映らない関係でも、なにかあるのだろうね。そう思いたい。

 フイールドの食草園に移住させた難民は元気だ。