トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

仕上げは遠い

2014-12-06 | 今日は真面目に
 幸か不幸かしっかり降雨の一日。こんな時は家の中で逼塞状態が常なのだが、このところ面作りで山の道具小屋に参る。さながら姥捨山へ1人詣でに思える。
 それはともかく、降雨が何日かあったために面彫りははかどった。ところが仕上げ段階になったらはかばかしくない。しっかり午後まで作業しても見た目に変化が無いのである。今日も裏を彫り歯を見せるデザインを牙だけにして彩色を楽にしようと加工して終わった。昨日、面作りをしているところへ母子グループが上がってきた。キッチンで遊ばせフユイチゴを摘まみ昼を食べて帰るのだが、おチビちゃん達が寄ってきたから作りかけの面を持たせたら皆の方に持っていった。
 ところが一番小さい子は泣き出して母に抱っこしてしまった。「俺は左甚五郎か?」と自分に問うてみたが肯定する返事はなかった。余談だが郷里には左甚五郎や雲長の作品がある。