トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

白き泥水地

2014-12-28 | 水辺環境の保全
  このところの冷え込みで泥水地は降霜、氷結が続く。降霜で真っ白に見え裸地の部分は霜柱で頼りない。猪が増え毎夜のごとく掘り返していった結果、裸地が広がってしまった。こうなると霜柱さえ畦や堤を破壊していく。冬の間に畦や堤の強化、池の掘り下げなどしたいと思っているのだが土の凍結は3月まで続くだろうから浚渫は出来ても胴突きや叩き板などで形成は難しい。
 水深を深くするための浚渫は可能だが、断水の危機に見舞われている泥水池では浚渫で更に越冬生物を失う結果になるだろうから躊躇がある。通水復旧工事の見通しも限りなくゼロに近いので戻ってきた水生生物やトンボ等は「一旦全滅させる」と臍を噛むしかないだろう。
 里山保全工事の一環で「湿地復元」のための送水だったはずなのに担当が変われば視点も変わる。