トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

龍頭断尾

2014-12-13 | 小人閑居して憮然
  
 フイールドのバイオトイレは未だに未修理だ。年の初めに洗浄液ボタンが故障し初夏のころから漏電ブレーカーが落ちて曝気槽が動いていない。そのうえトイレの床材が腐食して踏み抜かれる恐れも出てきた。トイレの床を踏み抜いて怪我をさせるのも嫌だからと会友が応急修理でベニア板を敷いたのだが、いまだに何の修繕もなされない。当然現状は「ぼっとん便所」で田舎の香水臭がするし曝気槽は露出しているから衛生状態も気になる処だ。
 計画し設置するまでは鳴物入りでも、その後の手当ては御覧の通りが相場だ。10年ほど前になるが県知事と一般参加者が一緒に植樹したエリアは、その夏には業者によって刈りはらわれている。現在、送水が滞っているラインもフイールドの沢に「水辺環境再生」のための「命の水」だったはずなのだけれど通水の目途さえ無い。10数年間滞りながらも水を得た結果、水生生物が増えて貴重種も観察されてきたのに「全部ぶち壊し」になってしまった。

猪の寝床

2014-12-13 | 感じるままの回り道
 高さ6mに及ぶアズマネザサの密集地になってしまったヤマザクラと栗の大木を刈り出している途中で猪の寝床らしき空間が複数出てきた。数年前に尾根筋の畑跡に繁茂したススキと葛・アケビの藪を刈りはらったときもそうだったがそれぞれ獣道でつながっているのだ。
 今回は栗の大木直下で、栗の落ちる音で寝床を離れれば新鮮な栗を味わえる至近距離である。意地悪するつもりもないけれどのさばらせる理由もない。それは侵入席巻甚だしい竹笹類も同じことなのだが、こんな環境を必要とする小動物も存在しており「程度問題か…」と思いながらの作業になる。