トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

取水地の見回り

2015-11-07 | 小人閑居して憮然
 取水地からの送水は途切れることなく順調だが9月末の沢止め工以来見回りしていないから状況確認に行った。
 「沢止め工」として丸太で流路崩落土の流出を防ぐ段差を設えたのが功を奏して集水升の埋没は避けられていたが、一方、馬鹿な取水をする者がいてせっかくの集水升の土砂排出路をプールにしてしまった。集水升までは小生等のグループが出水にも負けないように手入れしているから「そこから取水すれば安穏としていられる」と考えたに違いない。
 小生等にしてみれば排出路機能を阻害されて、そのうえ土砂の堆積を促進され、挙句の果て堆積土砂を除去する障害になってしまう構築である。良くも悪くも「寄生虫」的な設え方としか言えない。これに限らず、維持管理を行わない輩が苦労を「ぶち壊し」にしてしまうのは毎度の事なのだが、取水管を辿って下ったら水利権者のタンクに送っている管と判明した。もう「何をか言わんや」である。ちなみに彼らは同じ集水升から取水している片割れだが吸水口は土砂で通水していない。
 沢の写真下部、ビニール張りのプールが新設取水場所だ。
        順調な吐水      迷惑千万な寄生取水
 最初はこの取水の仕方を見て、この沢一体を活動の拠点にしているグループの代表が駐車場に居たので現場確認に連れて戻った。小生はこのグループの作業と思っての事だったが、代表曰く「そんなことは当たり前と思っていても感知も理解もしない輩は大勢いる」と言う。確かにそうだが信義則や物事への道理がなさすぎる。蝕まれた当方は強制撤去もままならない立場になった。