トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

気になる感性

2015-11-24 | 感じるままの回り道
 クラス会でのバス旅行、立ち寄り先のひとつが認定され間もない世界遺産施設だった。御多分に漏れず大にぎわいで、小生の住む当地での候補地、世界遺産申請翌日からの大混雑を冷ややかに見ていたが、今回恥ずかしながら小生もその仲間に入ってしまった。
 それはともかく施設見学の印象は遺産に感動するよりガッカリしてしまっただけと言うのが本音である。遺産設備は埃だらけで何とも情けない。保存してきた努力には敬意を払うけれど、観光地となりいくばくの収入もあり自治体さえ潤う条件が出来た現在、保存のための手入れは動態保存でなくても「必要だろう」と思うのが正直な思いだ。
 また景観として植栽された「パンジー」には「なんでこれなんだ!」といささか違和感があった。小生的には「四季を花で彩る」必要がある場所でなく、我が国開明期の殖産興業の大黒柱なのだからそれにふさわしい感性を持って欲しかった。まあ、「たわ言」には違いないと認識しつつもガッカリなのである。