
それはともかく施設見学の印象は遺産に感動するよりガッカリしてしまっただけと言うのが本音である。遺産設備は埃だらけで何とも情けない。保存してきた努力には敬意を払うけれど、観光地となりいくばくの収入もあり自治体さえ潤う条件が出来た現在、保存のための手入れは動態保存でなくても「必要だろう」と思うのが正直な思いだ。
また景観として植栽された「パンジー」には「なんでこれなんだ!」といささか違和感があった。小生的には「四季を花で彩る」必要がある場所でなく、我が国開明期の殖産興業の大黒柱なのだからそれにふさわしい感性を持って欲しかった。まあ、「たわ言」には違いないと認識しつつもガッカリなのである。