一蔓だけ見つけたシタキリソウの大蔓。昨年には絡まっていた山桜が枯れ死腐食して折れ、立ち上がっていた蔓の半分が地上部に落ちてしまった。それで結実部を手に取ってみる事が出来たのだが確認しなければならない事が残ったままなのだ。まだ高い位置にあった時に見えた食痕から「アサギマダラの幼虫の食痕か⁉」と色めき立っていたのだがS先生からは「食草としては確認されてはいません」との返答だった。キジョランとは種も異なるから「なり得ないだろう」の心証を含めての話だったのだが、小生としては是非とも確認したい。
と言うのも、この蔓から飛散した大冠毛の種子は毎年冬に下の水辺て採集していたからで、発芽させた蔓からは「キジョランとは異なる植物」ではある事は明確だったけれど、下から見上げた食痕はアサギマダラの食痕に見えたし、蔓葉が地上部の落ちた今期は是非とも確認したかった、と言う訳であった。
手がかじかむ寒さだし地拵えは止めフイールドをぶらぶらする一時、斜面を這い上がってシタキリソウの蔓まで立ち寄ってみた。下部の莢はまだ割れてはいなかったものの手が届かない場所の莢は割れ大冠毛を付けた種子が飛び立たんばかりになっていた。それはともかく、手に取れる場所の食痕を確認すると明らかにアサギマダラとは異なるし、食痕の周囲に白い樹液もついてはいない。食べていたはずの幼虫は確認できなかったけれど「アサギマダラではない」のは小生でも理解できた。
採集した種子から苗を育て数本を泥水池周辺に定植したものの、食草としてより見本植物程度の位置づけと判って少々気落ちする。
食痕はアサギマダラとは異なる
地上部の莢
高所の開いた莢、大冠毛も開いた
と言うのも、この蔓から飛散した大冠毛の種子は毎年冬に下の水辺て採集していたからで、発芽させた蔓からは「キジョランとは異なる植物」ではある事は明確だったけれど、下から見上げた食痕はアサギマダラの食痕に見えたし、蔓葉が地上部の落ちた今期は是非とも確認したかった、と言う訳であった。
手がかじかむ寒さだし地拵えは止めフイールドをぶらぶらする一時、斜面を這い上がってシタキリソウの蔓まで立ち寄ってみた。下部の莢はまだ割れてはいなかったものの手が届かない場所の莢は割れ大冠毛を付けた種子が飛び立たんばかりになっていた。それはともかく、手に取れる場所の食痕を確認すると明らかにアサギマダラとは異なるし、食痕の周囲に白い樹液もついてはいない。食べていたはずの幼虫は確認できなかったけれど「アサギマダラではない」のは小生でも理解できた。
採集した種子から苗を育て数本を泥水池周辺に定植したものの、食草としてより見本植物程度の位置づけと判って少々気落ちする。


