地拵え中の斜面はマキの列植が3列ほど大樹になっており、それが林床に悪影響を与えている。その結果、育っているのはアオキやヒサカキ、モチなどの常緑樹で、それも下枝のないひょろ長状態だ。マキの伐採をしたくても樹冠上には三相高圧線が張ってあり架線事故を起こさないように十分な注意が必要だ。
そのため上空の架線を確認しつつ伐倒方向を決めるにしても立木が混みあっているしマキの枝は大暴れしていて伐倒方向を決めるにも油断が出来ない。結局は伐倒方向を決めやすく倒しやすいマキから伐採する事にした。
端から攻めたり中ほどを伐採したりと周囲との相性を見ながらの独り作業は足場の悪い斜面だという事もあり進まない。雛壇みたいな狭い平坦部に伐採樹があればそれだけで身動きが出来難いのだ。少なくとも牽引する足元や退避場所は整理しておく必要がある。「四角い部屋を丸く掃く」要領ではないものの移動する範囲だけ片付けてからの作業になった。
枝が暴れているし重心方向の確認も誤差が大きいだろうから牽引器と受け口の方向を合わせて伐倒せざるを得なかった。独り作業だからワイヤーを張りチェーンソーで切込みを入れ、更にワイヤーに張力を掛けてと、行ったり来たりしながらのノロノロ作業だ。まあ、無理は禁物の安全作業優先である。「押せば命の泉湧く」とは正反対「押せば命の危険あり」であって作業が押してもあわてる必要など無い、収入には無関係の作業なだけに安全第一である。
一日一本、三日で三本、三本切って枝の処理・・・。
伐採作業は坑内作業に次いで重大事故が多いと言われてきただけに、ましてや独り作業なだけに伐採樹の挙動には注意を集中する。チェーンソーが切り込んでいく追い口の開き加減や幹の軋み音は「退避!」の重要な指標となる。楔を打って伐倒を助ける事もあるけれど、枝が暴れているマキでは牽引力に頼り地上に落としている。
➡ 横方向に伐倒
➡ ➡ 斜面方向に伐倒
そのため上空の架線を確認しつつ伐倒方向を決めるにしても立木が混みあっているしマキの枝は大暴れしていて伐倒方向を決めるにも油断が出来ない。結局は伐倒方向を決めやすく倒しやすいマキから伐採する事にした。
端から攻めたり中ほどを伐採したりと周囲との相性を見ながらの独り作業は足場の悪い斜面だという事もあり進まない。雛壇みたいな狭い平坦部に伐採樹があればそれだけで身動きが出来難いのだ。少なくとも牽引する足元や退避場所は整理しておく必要がある。「四角い部屋を丸く掃く」要領ではないものの移動する範囲だけ片付けてからの作業になった。
枝が暴れているし重心方向の確認も誤差が大きいだろうから牽引器と受け口の方向を合わせて伐倒せざるを得なかった。独り作業だからワイヤーを張りチェーンソーで切込みを入れ、更にワイヤーに張力を掛けてと、行ったり来たりしながらのノロノロ作業だ。まあ、無理は禁物の安全作業優先である。「押せば命の泉湧く」とは正反対「押せば命の危険あり」であって作業が押してもあわてる必要など無い、収入には無関係の作業なだけに安全第一である。
一日一本、三日で三本、三本切って枝の処理・・・。
伐採作業は坑内作業に次いで重大事故が多いと言われてきただけに、ましてや独り作業なだけに伐採樹の挙動には注意を集中する。チェーンソーが切り込んでいく追い口の開き加減や幹の軋み音は「退避!」の重要な指標となる。楔を打って伐倒を助ける事もあるけれど、枝が暴れているマキでは牽引力に頼り地上に落としている。
➡ 横方向に伐倒
➡ ➡ 斜面方向に伐倒