トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三本のマキ

2021-02-20 | 今日は真面目に
 地拵え中の斜面、マキの列植樹を伐採中なのだ。ここに至るまでには周囲の立ち木を除き、足元を危なげない様に整理して、樹冠上の高圧送電線に接触しないよう、更には一段下の夏みかんの樹を傷めないようにとバッサバッサとはいかない伐採作業なのだった。
 この日も3本寄り添って並んでいるマキ、年輪を数えると60年生だったのだが2本目までは順調に伐倒出来た。3本目は重心方向にクスノキの双幹が立ちはだかってそれを避けたくても牽引伐倒する方向には夏みかんの樹がある。この夏蜜柑は温存したくて狭い領域に伐倒しようと試みたものの牽引するより早く自重で落ちてしまった。
 さあ大変である。掛かったマキを牽引してみたけれどびくともしない。クスノキとで両指を組んだ格好なのだから当たり前なのだった。さあ、困った。今までで一番厄介な掛かり木になってしまった。プロならロープで安全確保して枝払いなどしながら軽くし地上に落とせる算段は出来るだろうが・・・。この日はここで作業終了。家で頭を冷やす事にした。