トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

覗き見相手はウグイス嬢・・・

2021-02-16 | 花の下に長居
 連日、危険な掛かり木の解消作業で気が抜けなかった。「今日もコロッケ…」と進捗しない作業で傷心の帰宅だったのだが、炬燵に入って骨休めの緑茶一服の間、心慰めてくれるのは除き見えるウグイス嬢なのであった。まあ、嬢なのか漢なのかそこは判然としないけれど、学術的判断は必要なく情緒的印象で全く構わないのである。

 初冬に籠型給餌器を新調し、立てる位置を少し北に移した。それによってカーテンを少し開けておけば炬燵から覗き見える位置になった。眺めたいのならカーテン全開でもガラス戸を開けて立たなければ逃げないのだが、やはり寒さの季節は炬燵に両手もろとも入れ猫背になりながら眺めているのが癒される。
 世間的には「ウグイス嬢を覗き見」なんて言えばひんしゅくされ通報されかねない事態だろうが、このウグイス嬢ならお縄頂戴には至らないだろうと思う。とは言え「覗き見しています」なんて公言は憚られるし他言も出来ないのである。まあ、お爺の密やかな楽しみ、と言うところ・・・。
 世間の偉い様の中にはウグイス嬢にセクハラしたとか違法の高額報酬で雇ったとかいろいろと取り沙汰された向きもあるものの、小生の今回、全く持って清廉潔白、天地神明に誓って申し添えておく、とかなんとかおっしゃいましてのちじれっけ。

 さて、どうして籠型なのかと言うとヒヨドリ対策なのだ。オープンにしておいた頃はヒヨドリが独占状態で自分の頭部程度の小鳥を威嚇し追い払う姿は見ていて浅ましい。それで忌避する形になったのだ。庭に餌台等を置かなかった頃はシジュウカラも飛来していたしツグミも地上で採餌していたのだが、ここ数年はとんと姿を見る事が無い。まあ、当時のように畑池は無くなってしまった事もあるのだろう。

           

大冠毛

2021-02-16 | 感じるままの回り道
 大冠毛が飛翔し始めた。山のキジョランも風に乗って飛び立っている事だろう。しかし残念ながらフイールドには飛んでは来ない。代わりに飛んでくるのがシタキリソウの大冠毛で、シタキリソウと判明するまでは「キジョランだ」とほくそ笑んでいたのだった。無知とは哀しいものである。

 写真左側の冠毛を外し種子だけのものがキジョランの種子で、自宅庭では開花はしても結実せず食草園に移植して初めて結実した物である。しかし秋ごろには全て落葉してしまい実だけが残って年明けに割れ始めたのだ。「充実種子」とは言い難いので発芽能力があるかどうか心もとないけれど播種はしてみる。
 中央の細身の莢から出ているのがシタキリソウである。種子自体も見た目はほとんど同じで小生は区別がつかない。右の種子はガガイモだと思っているが、これも大冠毛を持つけれど種子は小さいからキジョランとは間違えない。シタキリソウにアサギマダラが産卵しない事は確認できたので苗作りも関心も止めてガガイモの蔓を用意する事にした。
 ガガイモ自体はキジョランのように大柄には育たないみたいなので食草のボリュームとしてどうかと思う懸念もあるけれどアサギマダラの食草になると言うし「物は試し」「枯れ木も山の賑わい」とも言われるから姥捨て山の孤老の手慰みには手ごろであろう。早く芽を出せイモの種、お芽々出さねば打ち捨てる!。