トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ただいま越冬中!

2021-02-01 | 小父のお隣さん
 寒の内でも容易に眺められる幼虫はアサギマダラ、アカボシゴマダラとジャコウアゲハの蛹ぐらいだ。ジャコウアゲハの蛹は家の外壁にコラショ、ワンサカとくっついている。昨季は全く無かった越冬蛹なのだが数個でもくっついているとほっこりする。
 抜け殻になってもそのまま朽ちるまで放置状態なので玄関周りの壁には新旧幾つもあるのだが、いつも二人連れで来る勧誘のご婦人たちは「ひゃあー!」とか言ってピンポンしないで踵を返してくれる効果がある。まっ言わば厄除けと言うより結界みたいなもんである。余計な面倒が減るのだ。

 アカボシゴマダラの蛹はフイールドクヌギの細枝で視認できる。越冬のための位置を固定した頃に比べれば樹皮と同化して、どうかすると見つけ難くなっている。里の河川Y川土手にあるひこばえだらけの切株には昨年末には枝ごとに幼虫が見られたものの、この日、確認に行ったら探し出すのに苦労した。数が激減しているのだった。保護色で見つけにくくはなってはいても食物連鎖からは逃れられないのだろう。
  

 ジャコウアゲハの越冬蛹は色彩が刺繍で出来てるように見えてくる。ある意味、毒々しい感じもするのだが、やはり形状も「お菊虫」と言われるだけあって独特だ。
 基礎   雨戸シャッター   シャッターケース   外壁

 お気に入りでもないが、少々秋波を送り続けているアサギマダラの幼虫も数を激減させている。正確な計数をしてはいないが十分の一程度にまで減少して、どの葉の裏にもいる状態ではなくなった。
 今冬は雨量が少なく、キジョランの葉もしわしわになりカールし始めた格好にまでなって、これでは幼虫にも影響が出るのではと心配したのだが、ようやく回復できるだけの降雨があり葉のシワシワも改善して一安心である。ご機嫌伺いに葉裏を眺めたら、どうもアサギマダラの幼虫とは異なる衣装の幼虫がいる。体長は3mm程度なのだが体色からして判別が出来ない。アサギマダラの幼虫なら一齢でも単色では無かったような気もしたが、まあ、しっかり認識していない小生なので分からん。
      体長10mm    判別できない。食痕も異なるようだ

 お爺は越冬も出来ずに地拵え中で、フイールド突端部にフジバカマの群落を作るため耕転したいし、丸太の滑り台を再設置するための大径木も伐採したいしと、やりたいことがてんこ盛りで、これはこれでストレスになるのが身に沁みている。孫悟空のよう頭毛を抜き「フッ!」と息吹きかけて分身を作れば解決するだろうが、なにぶん頭毛が無い頭部ではそれもならん。これは若毛の至りなのだからしょうもない…。