トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

残りの四本伐採できた

2021-02-26 | 今日は真面目に
 地拵え中の斜面、マキの大樹は残り四本となった。これを地上に倒せば大仕事は解消なので、ここは吾輩の甲斐性を最大限に発揮せなばならない。伐倒方向の関係で下側の二本から伐採し、その上で上棚の二本を伐採した。ミカンの樹が途中にある関係で上棚の伐採方向が下側の二本方向になってしまうから、掛かり木とさせないための順序である。

 最初の一本は斜面方向への伐倒で、樹高より離れた距離で牽引したかったけれどギリギリだった。牽引器で引き倒す時、倒す樹の出す破壊音を聴取しながら退避するのだけれど、この時は下側に有ったカラスザンショウの大木の枝を巻き込み折って倒れてきた。メリメリと言う連続破壊音で後ろも見ずに退避、逃げたのだったが、折れた太枝はマキの枝より外側に落下していて危ない局面でもあったのだ。
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 残りの三本は牽引がうまくいって倒したい方向に順調に倒れてくれた。結果としてマキの大樹十数本の伐採が終わったのだ。難渋した樹もあったものの怪我も事故も無く済んだのは神仏のご加護である。とは言え林床に低く生えているアリドオシの鋭い棘には泣かされた。低い位置で受け口や追い口の切込みを入れる場合、段々の肩にそびえている幹が多かったから膝をついたりしゃがんだりの姿勢をとらざるを得ず、その時に脚や臀部、はてまた払えば皮手袋を通して指に刺さったりする。刺さり易くて折れやすい性質なので中には皮膚内に残るのもある。抜き取っても傷みは続くし、中に残ったものは毛抜きでは難渋するし、アリドオシは嫌いだ!。
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