昨年から時折飛来して夜間を過ごしていたタマシギなのだが、飛来していた夜は採餌もしている結果、水域がドタ濁りなので「やってきたか…」と判るのだ。その飛来頻度がニホンアカガエルの産卵の前後は特に頻繁となって、最初に産卵した範囲は壊滅状態だろうと容易に推定できたのだ。
濁った水が澄み水底が露わに見える様になって、その推定が正しかったのが裏付けられた。トンボ池の一画、ここにニホンアカガエルの卵塊8個があったはずなのに崩れた卵塊の痕跡を残し全て消えてしまっている。
水見回りですべての水域を周るけれど、どの水域の水底にもあったシャジクモの群落は消えている。アオミドロは残っているから口に合わない藻の様だ。水域の水底、見れば泥土の平坦面でしかなく、水中ではあるけれど砂漠にしか思えない光景である。「トンボのすべて」に記述された文章から杞憂するのは「水草を一掃するとショウジョウトンボは絶滅します」のくだりだ。ショウジョウトンボのヤゴは本に寄れば藻の中で生息しているのだとか。水底の泥の中での生活ではないので藻の根絶はヤゴの根絶とイコールだという。さーて、今期の発生はどうなる事やら。いまから気がもめる。
ショウジョウトンボの繁殖にタマシギが間接的にせよ刺客の役割を果たしたのだと言えると思うが、こんな因果は考えもしなかった。まあ、意外性はあるものだ。「因果オッホー」いいえ「因果オゥ、ノー」。
濁った水が澄み水底が露わに見える様になって、その推定が正しかったのが裏付けられた。トンボ池の一画、ここにニホンアカガエルの卵塊8個があったはずなのに崩れた卵塊の痕跡を残し全て消えてしまっている。
水見回りですべての水域を周るけれど、どの水域の水底にもあったシャジクモの群落は消えている。アオミドロは残っているから口に合わない藻の様だ。水域の水底、見れば泥土の平坦面でしかなく、水中ではあるけれど砂漠にしか思えない光景である。「トンボのすべて」に記述された文章から杞憂するのは「水草を一掃するとショウジョウトンボは絶滅します」のくだりだ。ショウジョウトンボのヤゴは本に寄れば藻の中で生息しているのだとか。水底の泥の中での生活ではないので藻の根絶はヤゴの根絶とイコールだという。さーて、今期の発生はどうなる事やら。いまから気がもめる。
ショウジョウトンボの繁殖にタマシギが間接的にせよ刺客の役割を果たしたのだと言えると思うが、こんな因果は考えもしなかった。まあ、意外性はあるものだ。「因果オッホー」いいえ「因果オゥ、ノー」。