トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のエッ!品「ヨモギのフォカッチャ」

2022-03-22 | 何よりの楽しみ
 3月に入ると春めいてきて既にフキノトウでのパン作りは済んで次は「ヨモギ」と決めて土手沿いを歩いてみたけれどヨモギには時期が早く、ようやく萌え出た程度の物ばかりだった。それでも業突張りの小生としては小鋏片手に採集してきた。130gほどだったがゴミや古葉を除き固い茎の部分も切り離し再度計量したら60g超で丁度よい量になった。

 塩茹でしてから30分ほど水に晒してアクを抜きすり鉢で摺りつぶして用意万端である。フォカッチャは何度も作っているから慣れたとはいえ混入させるのは毎度異なるので、毎回初回みたいなものである。
 さて、今回のレシピは次のようになった。
     強力粉         150g
     茹ヨモギ         60g
     スキムミルク       30g(牛乳が無かったから代用品、水は生地の具合で決める)
     バター          10g
     ドライイースト       4g
     キビ糖       大さじ 1
     塩             2g

     ハーブ塩         適量
     オリーブ油     小さじ 2

 一次発酵は混ぜ合わせた後、レンジで100W40秒と刺激し、この後丸めてラップと濡らしたペーパータオルをかけ20分休ませる。

 二次発酵は一次発酵が終わった段階で押しつぶしガスを抜いてから容器の中で広げ、そのまま10分ほど二次発酵させた。

 発酵を終わらせ窪みを作りオリーブオイルを塗りハーブソルトを振りかけて予熱200℃12分で焼き終える。天板の中に容器に入れた生地を入れた事で下側への加熱が弱くなってしまった。再度5分間の延長をしたのだが上側の焼き色が強くなってしまい反省!。底は二重にしたらアカン!。

 試食してみた。ヨモギ風味はヨモギ餅ほど感じられなかった。これはヨモギ餅のヨモギの割合と異なるからなのか蒸し物と焼き物による違いなのかよく分からない。常識的には葉物なので高温処理されれば風味は失いやすいのかとも思ったのだが・・・。それはともかく今回はオリーブオイルをしっかり行き渡らせハーブ塩もたっぷりかけてみた結果、塩味の効いた噛みしめるほどに後味が良くなるパンとなったのである。

 参考までに「ヨモギ餅」のページを開いてみたらヨモギ150gに上新粉200g構成だった。ヨモギは75%となる。それと比べると今回のフォカッチャは40%ほどなのでヨモギ餅の半量でしかない。これではヨモギ餅の風味は成り立たないのが理解できた。となるとヨモギの若葉がたくさん採集できる頃に「ヨモギ倍増」のフォカッチャを作らねば収まらん・・・。
 捲土重来、便性スルスル 遺恨10日 一鋏を磨き 昼の土手で摘むナンチャラカンチャラ。

    

経木のコースター

2022-03-22 | 何よりの楽しみ
 放課後学童クラブの出前があるかどうかはコロナ禍の今日、なんとも言えないものの試作だけは試みておかないと恰好がつかない。最初の試作品「花瓶敷モドキ」で編める事は分かったから児童が取り組みやすいサイズのコースターを試作してみた。コースター試作に続いて立体の箱や円筒容器にも手を出したのだがお湿りを与えても折れたり割れたりし易くて単発授業では難しくなる。やはり平面の作品が無難だ。

 前回、経木の染めは染色剤を使ってみたのだが仰々しいばかりでコスパが悪い。そこで今回は食紅水に浸してみた。食紅でなくてもアクリル絵の具を溶いても染められると思うけれど色付きの具合などは比較してみないと分からない。

 平面でも色合わせや編み方、形状や裏打ち材などを変えればそれぞれの個性や思案が可能なはずである。そんなつもりで作ってみた。幅を広げれば簡単短時間、細くすれば緻密にそれなりの時間を要するし、まあ、その辺は個々人の創意工夫嗜好の在り方で良いのだろう。

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 裏打ちはアイロン接着芯とアイロン接着障子紙でやってみる。もちろん裏打ちしないで経木のテープだけでも編んでみているが裏打ちしてあった方が途中で傷まないから初心者の児童にはこの方法が良いと思う。


**今日の替え歌

2022-03-22 | 温故痴新
           長々と戦車の道続きたりたまきはる国の命危うし

            あかあかと一本の路とほりたりたまきはる我が命なりけり   斎藤茂吉