トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

カラス、なぜ出すの⁉

2022-03-30 | 感じるままの回り道
 泥水池2と3を繋ぐ流路の漏水孔潰しをやっている時に「ポチャン、ホチャン」とも聞こえる音がしてきた。「トンボ池カワズ飛び込む水の音」みたいな感覚で聞いていたのだがそれにしても水面に波紋は見えないし音も大きいのだ。作業を止め耳を澄ませていたらどうも枯れ木の上のカラスが発している音の様なのだ。

 音と同時にカラスが点頭し尾羽も下げて広げている。「エーッ!カラスがこんな音を出すかいな⁉」と思ったものの確かにカラスが出している。ポチャンと言う水音みたいだし水琴窟の音みたいだし、まあ、飛び込む水音と水琴窟の音の中間くらいが妥当な線いいえ、音に聞こえる。
 カラスは九官鳥のごとく声を真似する事が出来る事は承知していたが何の音なのかは分からないし何のために発しているのかも想像も出来なかった。

  


 翌日はカラスではない猛禽類なのだが種までは判別できないものの見上げれば両翼の先端に白い帯が見える。丁度ミヤマアカネの翅の色を反転させた感じである。双方向で鳴き声がしていたが一羽は木立の方向で姿は見えない。この方向に上空の一羽が滑空して降下して行ったのだった。きっと番いか求愛段階か恐らくそんなところだろうと邪推してみた。
 図鑑対象で猛禽類の翼を見てみたけれど見つけられなかった。記憶に無い翼の模様だったのだが、もしかしたら初観測・・・妄想が止まないのは春だもん。

**今日の替え歌

2022-03-30 | 温故痴新
           下僕でいいのだと下知す苛主がいて言ってくれるじゃないのと呆れる

            愛人でいいのとうたう歌手がいて言ってくれるじゃないのと思う   俵万智

イヌガラシ全員集合!

2022-03-30 | 蝶の食草園
 拠点広場にイヌガラシの株が多数生えていた。このままにしていても踏み潰され刈り払われて失われてしまう。イヌガラシだけなら他の場所にもあるから惜しくも無いのだが春先の短い期間だけ飛翔するツマキチョウの幼虫もろとも失われる結果を内包しているし産卵が無駄になる事濃厚なのだ。

 そんな事からイヌガラシの株を集めて枠囲いを施し食草の安全を確保することにしてイヌガラシ用の3枠目を用意した。まずは地表のイネ科宿根草を唐鍬で起こし排除、そこに孟宗竹破砕紛堆肥一輪車2杯、山土1杯、浚渫土1杯を投入し三本鍬とスコップで混合し均した。
 ここに用意していたイヌガラシを移植したのだ。水決めはすぐ横にあるトンボ池から掬い上げれば容易なのだが「ただいま絶賛ガマ合戦中」だったから「ガマの恋路を邪魔する奴は鳥に喰われて神事前、いいえ死んじまえ!」と古より呪われるから離れた取水口まで汲みに行った。何往復した事か。お握りもそこそこに作業開始したのに3時近くまで掛かってしまったが懸念していた食草のコロニーが用意できたのは祝着至極なのである。しかし午前午後の力仕事は草臥れる。正直に表現すれば「執着しごき」に等しかった。でもでも自分で選んだ行為なので湿布を貼って我慢する・・・。

 老骨に鞭打つ所業は「情けは人の為ならず」と古来から伝われていたように「己に膏薬を貼る」いいえ「己にお灸を据える」はてまた「針を打つ」事に繋がってしまう。「おいらはSか?」と自問すれば生まれも育ちも南魚沼の雅な家系で姓も始祖の代よりSなのだったから「紛れもないS」であって小生にはどうする事も出来ぬ天命である。
 さて今夜は早めに眠くなるのだろうが、その結果は深夜に目覚めることになり「明日の予定はなんちゃらどうちゃら・・・」と妄想をする事になるのだろう。早く寝るべきか眠らざるべきかそれは高齢者の大問題だ!。蛇足ではあるが小生はイヌガラシよりイガホウズキが好きである。あの果実が好きで昨季も播種したのだが失敗した。環境が合わないのか宿根してくれない。今期も播種したが種子の寿命もあるから発芽してくれるかどうか。うまく育てば木枯らしの頃にはご馳走である。

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