トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**春や春 腰肩張る張る 膏薬貼る貼る 貼るや春・・・

2023-04-21 | 温故痴新
           夕されば谷田の泥地に鳴く蝦蟇は今夜は鳴かず時とて猛る
            夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かず寝ねにけらしも   舒明天皇

           池の傍振り向き見れば萌え草に蝦蟇はながなが引きたる卵を
            天の原振り放け見れば大君の御寿は長く天足らしたり     倭大后

           寒すぎて服着たるかな白ボアの襟に指さす今日の花冷え
            春過ぎて夏来たるらし白栲の衣干したり天の香久山      持統天皇

           沢つたう泥地の池で産む蝦蟇は姿今日のみ明日は隠れめ
            ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ   大津皇子

           東の樹にさえずりの影見えてかへり見すれば小首傾げぬ
            東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ  柿本人麻呂

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