トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

**一首句一版の音戯 3(温故痴新)

2018-04-26 | 温故痴新
立てば出るしこりはありの陰なれば
                    神の因果と隠す白毛
       たちかえるなごりもありの浦なれば神もめぐみをかくるしら浪    隆房の少将

鼠径より飛び出る腸の先かしら
                    とどめをつける糸のたのもし
       雲井よりおちくる瀧のしらいとにちぎりをむすぶことぞうれしき   公顕僧正

白毛の鼠径のつらをおさえつつ
                    これゆへにこそ立ちままならぬ
       しらなみの衣の袖をしぼりつつ君ゆへにこそ立もまはれぬ     便女よりの文

                                  「平家物語 巻第四 還御の段」

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