トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

エノキの幼虫

2012-05-26 | 小父のお隣さん

Sn3d0239 Sn3d0240

 エノキに軒並み水玉模様の芋虫が発生している。大半は葉裏で丸くなっているが「喰っては寝る」生活なのだろう。しかし「牛」になったケースは見ていないから「喰って直ぐ寝ると牛になる」は何処から来たのだろうか。

 水玉模様は何時もの虫で、ホシアシブトハバチの幼虫なのだが、葉を綴って中で食べていた幼虫は不明のままだ。ツートンの体色で簡単に検索できると思ったのだけれど甘かった。スズメガとかシャチホコガではないかと推測したが、まあ、どうでも良い事にして一件落着。

 でも、なんとなくすっきりしない。


棚田の整備続く

2012-05-26 | 水辺環境の保全

Photo_7  Photo_6  

  一人で黙々と田植えの準備をしているO氏の手伝いに行った。まだ堤の補修をしなければならない所があり、小生は上部の棚田での作業となったが、田植えをする予定の下部の棚田は代掻きをして水位を確定すれば良いところまで来た。まだ堤や畦の突き固めを実施していないが、盛り上げた泥土の乾燥状態を見てから出ないと実施できない。まだ緩くて早すぎる。

 南側の斜面にあるコナラが大きくなって田の半分に影を落とす。それより前で影を落としていたリョウブの大木3本は除伐したのだが、コナラ3本も除伐の必要がある。

 この急斜面での作業は、この冬に予定していたのだけれど、小生の足の回復が十分でなかったから取りやめたのだ。転落防止のためのロープをつけての作業になるのだが、斜面の崩落防止の観点からも除伐しなければならないだろう。


*目に青葉

2012-05-26 | 感じるままの回り道

               目に青丹山とぼとぼと初骨折

               月日星鳴く声聴きつ幾星霜

               キビタキの高らかに鳴く樹林ゆく

               あなうれしサンコウチョウは指呼の間


ササグモ

2012-05-25 | 小父のお隣さん

Photo_4  日あたりの良い草地にはササグモが多く見られる。色合いがおとなしいパステルカラー?だからオニグモやジョロウグモなどのように恐ろしい気はしない。

 日当たりも見通しも良い葉の上で、伸び伸びと手足を伸ばしているが、近寄ると大概は姿を隠す。数を多く見るけれど、捕食した場面は見たことがなく、一度は見て見たい。「待ち伏せ」タイプなのだろうか…。


プッツン ナウ!

2012-05-25 | 性向有毒の翁なれば

腫と交われば垢くなる! Photo_4Photo_5

 思い出すだけでも忌々しい。何年にも渡る盗掘被害の数々だ。今年から被害箇所に藁人形を打つことにしたのだが、正確には藁でなくスゲ人形なのだけれど、材質はどうでも良い。精神衛生を図ることが姥捨て山の中では大切である。

 神仏のご加護に委ねるので、呪いではないから「丑の刻参り」の作法を踏襲しないけれども、頭には鉄輪の代わりにバンダナ、ロウソクの変わりに蚊取り線香、5寸釘の代わりには3寸釘で、丑の刻の代わりにおやつの刻に実施した。つまるところは「原始力で明るい未来」を築くのだ。ただ引用標語の諸氏と異なり情報の隠蔽はしない。

 こういう行いは「反社会的」と言うか「否社会的」行為に属するのだろうが、これで同じ土俵に立てた気分もある。さてさて不動明王様は勧善懲悪というより、煩悩諸悪よりお救いくださると言うのでおすがりして、霊験は「盗掘ゼロ」で確認できる理屈だけれど…ねえ。

 


モンキアゲハ

2012-05-25 | 小父のお隣さん

Photo_2  泥水地の一画にノアザミの株があるが、その花にモンキアゲハが集まる。つい先日まではヤマツツジに群れていたが、ヤマツツジは既に盛期は過ぎてしまった。

 時折、二頭で戯れるので撮影したかったのだけれど、ピントが合う前に離れてしまうので断念。でも、アゲハ類を撮影した中では特徴を良く捉えた一枚になった。

 花の露出がオーバーになったが、ケータイでは苦情も言えない。こんなもんだろう。

 昨秋、この株から採種して取り蒔きした苗が越冬して、玄関横で蕾をつけている。草丈は30cmほどで、とても野生の株の勢いはないけれど、年々大きくなるだろう。どんなチョウが集まるのか楽しみだ。


貴重な自生株

2012-05-24 | 今日は真面目に

Photo_10  普段は通らないトレイルを下っていたら山独活が一本生えていた。このフイールドで初めて見た山独活の自生株である。絶滅したと思ったが、通り道の直ぐ脇にある。幸い今年はまだ切り取られも掘り取られもしていないから、通る人の少ないルートが幸いしたようだ。

 このままでは早晩失ってしまうから、早速掘りあげて拠点で育成・採種・播種を行う株にしたい。道具が無かったから、翌日の一番作業だ。今夜は長い夜になる。


道具を作る

2012-05-24 | 今日は真面目に

Photo_3  棚田の畦と堤の法面を固めるために靴やスコップではどうにもならなくて、胴突きと叩き板を新調した。どれも有り合せの材料だから費用は0円である。

 胴突きも叩き板もあったのだが、どちらも重量があり、その上、胴突きは柄の片方が腐って折れ、叩き板は叩き面が割れてしまった。まあ、トンボ池、泥水地の造作に長らく使い続け、野ざらしだったから無理も無い。

 新調の二つは、旧来の道具より軽くなった。これは使用する者の経年劣化による事に他ならない。


ショウジョウトンボ現る

2012-05-24 | 小父のお隣さん

Photo_2  ショウジョウトンボのメスだと思うが本日初見だ。色合いが薄いので枯れ葉にとまると確認し難い。

 オスとメスで出現する順序が決まっているような気もするのだが記録していないから単なる印象だけれど、どうなのだろう。

 やはりオスの真っ赤な色彩が待たれる。この色では「ショウジョウトンボ」と言ってもピンとこないのだ。オスの特徴を優位にして命名した人は「封建主義者?」そんなこたあないか・・・。


クワの実摘み

2012-05-24 | 遊び子は

Photo_4  時々野遊びに来るオチビちゃん達が、今日はクワの実摘みに挑戦していた。駐車場の樹は大きくなって美味しいところに手が届き難い。

 一枚撮らせてもらったついでに斜面の低い樹を教えた。ついでにクサイチゴの鈴なりの場所も教えた。まあ、一宿一飯の恩義みたいなものである。

 クサイチゴもむさぼるように食べていて、その内にポリ袋の中に集め始めた。家族のデザートに十分すぎる量がある。帰る時、わざわざ草刈りをしているところまで来て「バイバイ」をして帰って行った。

 山仲間とでも言うのか、山のマナーとでも言うのか、オチビちゃんたちは挨拶が上手である。「おじさん」と呼びかけないで、たどたどしくも名前を呼ぶ。親の姿勢次第だけど一般的には死勢になってしまった。


新ジャガの豚汁

2012-05-23 | 何よりの楽しみ

Photo_8  例会日の昼食、いつも豚汁が出るが、今日は新ジャガ入りだった。初物である。小ネギの刻んだのを薬味にしたが、食べ終わって気がついたのは「ミョウガタケ」を入れても良かった事だった。

 テーブルの後方にはミョウガが茎を伸ばしている。棚田の補修をした後だったから「腹減った。休みたい」の気分ではゆとりを欠く。

 冬とは違った熱い汁が美味しい昼食だった。先日の番組で「運動の後、乳製品を摂ると熱中症にかかりにくくなる」とか言う内容があった。フイールドの昼食は当初からヨーグルト付きだったけれど、「多少は役立っていた…」のかも。


ヒオドシチョウ?

2012-05-23 | 小父のお隣さん

Photo  エノキの枝にぶら下がっている影が見えた。周辺の葉は食害されているし「オオムラサキの幼虫!」と意気込んだのは良かったが、棘棘の幼虫だった。

 既に身体の固定は済んでぶらさがったまま動かない。このまま蛹に変態していくのだろうが、さてなんの幼虫なのか解らなかった。家で幼虫図鑑で対応させたら「ヒオドシチョウ」が似ている。食草はエノキなので、ほぼ間違いないだろう。

 成虫は飛翔しているはずなのだが。タテハチョウの仲間は種類が多く、とても判別できる能力はない。ほとんど同じに見えてしまうからだ。


水路の清掃

2012-05-23 | 水辺環境の保全

Photo_3  水路を蔽っていたスゲやイタドリを刈り払い、そのままにしていたのだが出水で流されなかったから、熊手とフォークで清掃する羽目になった。横着はいけない。

 水面が覆われているとカワトンボやイトトンボの生息に支障が出て、何よりも産卵できる環境ではなくなってしまうからだ。熊手で掻き集めフォークで取り除いたら、ようやく水面が現れカワトンボが集まってきた。羽根の茶色のオスが多かったが連結飛行を始めたカップルも出た。

 たかだか長さにして10m超の水路だけれど、このトンボ達には子孫を委ねる大切な水系になった。築いてしまった小生には責任の一端はあるから、増えた個体と種類を減らさないよう手を入れるが、あちこちで芋蔓式に、必要なちょっとした作業が増えていく。

 百姓と言う語源の由来が解る気がする。


*金環食

2012-05-22 | 合混で闘作すれば

 太陽のど真ん中突く月の冴え                    ドル・ブッシュ

 金環食一期一会の五分間                      水盃

 あの頃に金環はなし四畳半                     金卵鈍子

 金環に群雲のごと隠し合い                      談合算兄弟

 キンコンカン緑の丘の時計台                     佐田啓二

 金環を挿してしまえばスカイ釣りー                  ソラカラ

 月は良し雲に寄られちゃご迷惑                    おしなり

 09年皆既雷雨で逃げ帰る金環食で生きたり眼鏡         トロル

 あれ痒い眼鏡掛けては蚊は見えぬキンカン塗ってかゆみ根絶 頓珍蚊


ソーメンカボチャ

2012-05-22 | 小父のお隣さん

Photo_4  ソーメンカボチャ(金糸瓜)が発芽した。すでに本葉が開いている。植樹地の地表がもったいないから「捨て作り」のつもりで播種したのだ。

 種は兄から貰った金糸瓜から採種したのだが、これが薄くてなんとも頼りない。いわゆる「シイナ(未熟種)」状態に見えたが、十分発芽するのだと言われた。半信半疑だったけれど、ここまでしっかりと発芽するとは夢にも思わなかった。

 瓜科の共通の悩み「ウリハムシ」の被害が大きいと聞いていたが、今の所、食害を受けて消えたのは1割で、これはウリハムシかどうかは不明だ。