トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

草刈り従事君

2013-10-12 | 今日は真面目に

Photo  他県まで出かけての「草刈り従事君」をした。今季が最後で、今後は助っ人の必要は無くなりそうだ。

 一人で600坪を生え際から刈りはらった。一部は自走の刈り機が入っていたが「虎刈り」だったし、小生的な美的感覚で、結局は全面刈り払いとしてしまった。

 刈り払い機燃料タンク満杯で3回給油して午後に終了した。10月も中盤だというのに真夏日、車の移動中にキリギリスの鳴き声を聞くなんて非常事態に思える。地元のリンゴ農家が「フジの着色が悪く商品にならない」と嘆いていた。

 今回、小生的な美的感覚の風体が巡視中のお巡りさんに注目され職務質問を受けてしまった。作業終了直後と言う事もあり、車内を見るまでもなく難なく得心してもらったが、客観的に見れば小生のたたずまいは「不審者」に見えただろう。ましては県外ナンバーでは引っかからざるを得ない。


今日のトンボ

2013-10-12 | 小父のお隣さん

2  「オオアオイトトンボがいる」と教えてもらい撮影に行った。林内の暗い中で見かける事の多いトンボだった。撮影も何回かしているのだが、名前は忘れている。

 「翅を閉じないで止まる」のが特徴だとの事で、読み返した図鑑にも表記されていた。2_2

 このトンボ、記憶違いなのかどうか「県内のT川のみの生息」と聞いた記憶があるが、恐らく別種と混同しているのだろう。翅を開いて止まり、開いた翅が体長に対して短く感じてユニークな印象がある。体色はメタリックで美しい。


*秋景色

2013-10-11 | 大震災

             蒔く人もいぬに秋桜そよぐ里

             残月の白き人無き町の秋

             おどろしく葛花繚乱住めぬ街

             凄惨を隠し七草原となり

             けものみち縦横とあり父祖の畑


ヘキサ・スフェリコンを作る

2013-10-10 | 感じるままの回り道

Photo  幾何回転体オロイド、スフェリコン、ツーサークルローラーと作ってみて、やはりヘキサ・スフェリコンまで作ってみないと気が済まなく、山の作業を休んで作ってみた。

 半円形四枚で構成するが、手始めは正六角形に乗せた。六角形板厚の半分を高さから減らさなくてはならないし、形態が不細工だ。思案してアーチ橋を上下に接着させた形を取って見た。

 半円と長方形で制作でき、対角線を重ね合わせれば角度が出る。等高重心は変わらないが、重心に掛る重さが変化するようで気に喰わない。また考えて平行四辺形の中子で接合してみた。これはうまくいったが、中子の厚みがあるから平行に切り出すのも、組み立ても精度がいる。

 結論から言えば「六角形に装着したのが無難」なのだろう。ヘキサ・スフェリコンの動画はあまた氾濫していたが、動画を見たところで工作に益した物は無かった。実際に制作して転がして「ああ、なるほど!」と思えるものだ。幼児が喜びそうな動きをするから、フイールドの林道で確かめてみた。幾つになっても、試して初めて合点が行く事も多い。

 


沈砂池の掘り上げ

2013-10-09 | 水辺環境の保全

Photo  トンボ池の沈砂池の泥浚いをする。一坪程度の面積だが、この機能が在ると無いとでは雲泥の差なのだ。

 土砂の掘削は腰に負担が来るから好みではないのだが、トンボ池全体が土砂で浅くなることを防げるなら致し方が無い。小さな手間で大きなリスクを回避するのは危機管理の常套だ。Photo_2

 ついでに堤から滲み出る水を集める集水路兼放流路の堰の構造を変えた。今までは木製の樋を使用して流していたのだが、底部の丸みで漏水が度々起こる。業を煮やして半割丸太にVカットを施して二本並べた。この方が排水性能も漏水防止にも効果が高い。


*黄泉路吟行「多くの臍道」

2013-10-09 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

芭蕉翁 吟

      名月はタンク数えて夜もすがら

      野ざらしで汚水の地下に染む地かな

      古池の蛙とびだす汚染水

      しずしずと岩に染み入る汚染水

      漏水を集めて早し地下水脈

鬼貫 吟

      汚染水捨て所無く無視の声

      裂けカラに見るカラに汚水散りカラに

      ぎゅうぎゅうと厭きの浜なり樽の山 

      にょろにょろと汚水地を行く冬土壇

      止め止めと言えど指針が振り切れる


気休めのウコンチップス

2013-10-08 | 小人閑居して憮然

Photo_4  泥水地の高台に菜の花を播種した。冬でも日蔭にならない場所で、早春に菜の花を開花させようと思っている。早い話、昆虫類の食卓用なのであるけれど、猪の掘り返しが激しい場所でもあるから、育つかどうか心もとない。Photo_5

 とりあえず整地し播種して鎮圧.。造作すると必ず猪の餌食は100%間違いないから、気休めだけれどウコンをスライスして振りまいた。これで効果が無ければ「忌避液」を出す。それが駄目ならキムチ用の粉唐辛子を振りまいてやるのだ。

 既に被害に遭ったがごとく心拍が上がっているが、グルム伊達さんに叫ばれた様に「ため息ばっかり!」ではいけない。「打ちてしやまん」反撃である。


*実感の秋

2013-10-08 | 感じるままの回り道

              ヒガンバナ紅白咲いて野分来る

              秋めくを柿葉の色で覚えたり

              新涼に触れて落ちたる木の実かな

              新涼を避け窓締め寝付く夜

               秋深し何はともあれ芋蒸し


野生のヒラタケ

2013-10-07 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo  トチの実を拾いに行ったら、良い香りがしてきた。ヒラタケの香りに間違いないと思い、周囲を見渡したら枯れ枝に発生していたのだ。

 枝を手に取り深呼吸して香りを吸い込む。市販の香料によるアロマなどとは比較にならない涎も出てくる香りである。このフイールドで恐らく初めて出会った野生のヒラタケだ。Photo_2

 採集して食したかったのだが、栽培のヒラタケとは異なり自信が持てない。香りは確かにヒラタケだし食べたかったのだが、発生した枝が細く水分枯渇状態で瑞々しさに欠ける。それを理由に採集を断念したが、なんだか手の届かないブドウを見て「酸っぱいから要らない」と言ったキツネ?のように思えた。


実証試験?

2013-10-06 | 遊び子は

Photo  幾何回転体、オロイド、スフェリコン、ヘキサ・スフェリコンとツーサークルローラーをフイールドの林道で遊ばせてみた。

 雨水が運んだ泥や落ち葉で汚れていたから、真竹で竹ほうきを急遽作って道路清掃をして転がしていたら親子連れが来た。小学生の子ども達だったが遊ばせてみた。結構、面白がって遊んでくれた。ヘキサ・スフェリコンのような複雑な動きに興味を示す。Photo

 この後、一歳半の幼児が来たので遊ばしてみた。こちらはオロイドなような単純明快を喜んでくれた。知らない小父さん相手で緊張した面持ちだったが、遊んでいるときは笑顔だったから、まあ、成功の部類か…。母親の言葉を借りれば「500円でも買います」と言ったが、社交辞令も入っているとして、おチビちゃんには謝礼としての現物一個を渡す。

 これで、祭り当日の売り上げマイナス500円、間違いない!。


*千秋一隅

2013-10-06 | 感じるままの回り道

            シロマダラ噛まれた指に秋一点

            昼出たは紅葉見たいかシロマダラ

            秋初めシロマダラ見た恋始め

            一冬の眠りの宿へシロマダラ

            地に放し永久の別れのシロマダラ


脱穀をしてもらった

2013-10-05 | 今日は真面目に

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  グループ内では何とも出来ない脱穀作業を地元農家Y氏が快く引き受けてくれた。脱穀機を稲架場まで運び、30分ほどで片付けてしまった。モミの総量はコンバイン袋1袋半程になり、精米しても10キロ以上にはなりそうだ。

 年内消費なら1週間程度の乾燥で大丈夫との話なので、籾摺りまで小屋で保存とも思ったが、ネズミの害も心配だし、自宅に持ち帰り日中は袋のまま駐車場で干すことにした。Y氏の話では、このような乾燥方法でも、結構、乾燥が進むのだという。

 籾摺りは10月の3連休のY氏の日程に入れてもらった。精米はコイン精米所があるからどうとでもなる。好意で処理をしていただけるのは何とも有難いが、自分たちの勝手で、迷惑をかけているという気がしないでもない脱穀だった。


今日のトンボ

2013-10-05 | 小父のお隣さん

Photo  「ネキトンボがいます」と教えてもらったのだが「ネキトンボって何?」と一瞬思ってしまった。翅の付け根が黄色だからとの事。

 小生が見た事のないトンボと思い、急ぎ足でトンボ池まで行った。「なんじゃぁ、これ!」、今までショウジョウトンボの個体差だとばかり思っていた、ありふれたトンボだった。2

 トンボ類は個体差と言うか変異を示す種も多いとのことで、鑑別にはちんぷんかんぷんの世界である。そのことは名前を知りたくて閲覧する図鑑に随所にみられるし、当然、個体差と決めつけていた。

 個体差なのか、変異なのか、別種なのか、あまり考えないで鑑賞しよう。種も数も増加傾向なら「小生、それで良し」としたい。


林内刈り払い

2013-10-04 | 今日は真面目に

Photo_5  段々畑跡の刈り払いを実施した。フイールドとして入った当時は、アズマネザサが密集して、入り込めないし、先に何があるかも判らない状態だった。

 刈りはらってみれば、当然幼樹は育ってなく、耕作放棄する頃に植えた針葉樹は立ち枯れていた。根笹を全伐する事で、林床に光が入り、草本木本ともに茂るようになったが、シーズン3回程度の刈り払いは欠かせない。

 原っぱにする場所ではないので、選択的刈り払いを実施するのだが、特定者に限らないと維持がうまくいかない悩みがある。樹種や混み具合を判断しながら刈り払うのは神経を使う。」


オニタケ類

2013-10-04 | 感じるままの回り道

Photo_6  林内刈り払い中に目に留まった白い物体があった。寄ってみるとキノコだった。思い返せば、例年、ご対面するキノコでもあるが「オニタケ」の仲間だろう。Photo_7

 似た姿にシロオニタケ、コシロオニタケ、オニテングダケなどが図鑑に並ぶが、小生には、その区別がつかない。作業途中の「息抜き」みたいな存在なのだ。それは動植物も同じことで、自宅に戻っても、それは続く。

Photo_8  とは言え、「知っても良し、知らずとも良し」で、いっぱしのうんちくを言える知識を蓄積してはいないのだ。自然の精緻を感じるだけで満足である。

 まあ、トンボ類だけ取り上げても鑑別する事の難しさはあるし、キノコ類もそれ以上の難易度がある。「知ることは楽しい」事であろうが、小生の脳味噌や肉体は、それを許容しなくなった。

 これから最盛期を迎える「引っ付き虫」ヌスビトハギだって、果実が二つのタイプと三つ以上のタイプで名前が異なる。もう「万歳!ピース!」の世界なのだ。