トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三途の森

2013-10-03 | 感じるままの回り道

Photo_4  高さ数メートルのアズマネザサが密集していた台地を刈りはらって8年ほどが経つ。他の場所とは異なり、選択的刈り払いだけで維持してきた場所に樹木が育ってきた。

 自然の遷移を見たくて落葉性実生樹だけを残してきたのだ。当初は、根笹の上部で枝葉を広げられた高性樹がポツポツあった疎林とも言えない広場だった。

 それが現在では見通せない程度に生い茂っている。遷移のセオリー通り、カラスザンショウやアカメガシワ、タラノキなど先駆種が目立った頃を過ぎて、今はヤマハギ、松、ハゼ、コナラなどの樹種が多くなった。ただ、アズマネザサの萌芽は止まないし、周辺からの侵入も絶えないので、笹刈りは欠かせない。中止すれば数年で根笹の藪である。

 小生が活動できている範囲では維持できるだろうが、10年先の見通しは「根笹の藪」である。自らの意思で行っているが「三途の河原の石積み」に同じだと言う認識は消えない。


クロアゲハかなあ

2013-10-03 | 蝶の食草園

Photo_3  蝶類の食草食樹を集めた一角、ユズの枝に幼虫がいた。葉が食されており糞もあったから、幼虫の存在は間違いなかったのだが、発見するまで時間を食った。

 アゲハ類の幼虫に間違いないけれど、断定できる知識がない。「幼虫図鑑」で検索し、似たもので「これか!」とする様では不正確さは免れない。

 クロアゲハの幼虫と思っても、紛らわしいナミアゲハの幼虫と言う事も大いに「有り」なのである。数年前に教えてもらった記憶があるが、年に一回見るか見ないかでは記憶に残らない。

 「新幹線のモデルだ」程度の自覚なのだから。


*世代は変わる

2013-10-02 | 小父のお隣さん

             オニヤンマ翅うらびれて陽は斜め

             休みつつ飛翔のヤンマ残り月

             葛の花ヤンマ止まれば花弁落ち

             ようやっと産卵ヤンマ水に落つ


ラトルバックを作ってみた

2013-10-02 | 感じるままの回り道

Sn3d2424  雨の日は如何ともしがたい、暇つぶしに「ラトルバック」、回転させるとガタガタと停止して逆回転する玩具を試作してみた。

 除伐した孟宗竹の肉厚材を切り出したのだが、結果は不十分だった。左右の回転具合に優劣が出たが逆回転する性能が出ない。「寸法や材質は出来上がりに関係しません」と説明にあったけれど、底面の曲面具合が難しい。

 線引きしながら丁寧に削り出したものの、結果は惨憺では、実演して賛嘆は得られない。秋の祭りで高額商品になるかと皮算用したのが間違いだったか。世の中、そんな簡単に事は運ばない。商品名「天邪木」とまで考えていたのに…。捲土重来、木(僕)、頑張る!、「ため息ばっかし!」ではいけない。


風倒木処理

2013-10-01 | 今日は真面目に

Photo  台風18号により途中で折れたテーダ松の処理をする。とりあえずの作業だから、通路をふさいでいる枝葉を切り刻んで片づけるだけだ。

 日蔭だったから、直射光下の作業とは異なり、焙られた感じはしないものの日中はまだまだ暑さが残っている。2

 チェーンソーを目立てしてから処理に入ったが、目立て直後は良く切れる。通路を塞いだ部分だけなので幹は手つかずだけれど、大きな松だけにチルホールも用意しなければならず、軽い気持ちでは臨めない。

 写真後方に斜向した立ち枯れ松があり、これはついでだから除伐した。この幹の処理も後日になる。


*時代は変わる

2013-10-01 | 遊び子は

             稲刈りもバッタ狩る場となりにけり

             田に入れば稲刈るよりはヤゴが先

             脚とられ稲刈る間無く連れ出さる

             集う谷田稲穂拾う子足蹴の子

             田圃など泥で汚れる母は言い