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それとは無関係に・・・。
 





GITANES嗜好者に社会性を求めるな。
それとは無関係に・・・。


久しぶりに郵便局へ、配達・内容証明付きの郵便物を出しに行った。

内容証明とは「どんな手紙を送ったのか、差出人・郵便局が
写しを証拠として残す」郵便物のことで、
これを受け取った側は、当然内容を改ざんできなくなる。


また、配達証明付きだから、「受け取っていない」という
言い逃れが出来なくなる。

受け取ったからには受取人は何らかのリアクションを
取らざるを得なくなる。
差出人からすると、「次の行動」を予告するようなニュアンスを
含ませているとも言える。



そんな性質の郵便物なのだから、もちろん穏やかな内容で
あるはずはない。
無論これは趣味ではなく、仕事の一環である。

どんな内容だったかは明かせないが、
とにかく郵便局の窓口へ行った。

内容証明の郵便を作成するには作法があり、以下を持参する。

○お金(80円切手を貼る なんてことでは済まない)
○本文と写し、合計3通用意する(差出人・受取人・郵便局の3者の分)
○封筒1枚
○印鑑(修正があった場合の修正印)

などである。

本文の差出人・受取人の住所・名前と封筒に記されたモノが
違っていないか、などのチェックを受けるのだが、
実は「字数制限」もある。
何種類かあるが、私はいつも26文字×20行 を選択する(いつもって、穏やかじゃないが)。

で、問題が発生したのは、
1行目と2行目の字数が「27文字」、つまり1文字多かったのである。
こう言う場合、どんな窓口でも(役所でも銀行でも郵便局でも)それほど融通は利かせてくれない。

「お時間がもしあれば、書きなおして再度お越しください」
と窓口のT氏。態度も丁寧で表情も誠に申し訳なさそうな様子。
しかし、時間はあるが、書きなおす気力がコチラにはなかった。


「どうして26字なら送れるのに、27文字なら送れないのだ?」
なんて問答しても無駄である。そう決まっているのだ。
制限を越えてはいけないという決まりがあるのだから仕方ない。

で、どうしたかというと、
「削除しても本文の内容にまったく障りのない文字を2本線で消して
訂正印を押す・つまり字数を減らす」という提案がすんなり通った。
※2本線で消して印鑑を押すのはルールで決められている。

「あ、それなら問題ないですね。」とT氏。

2本線を引く作業も、印鑑を押す作業も代行してくれた。

その上に、郵便局のハンコも押し・・・。


削除した文字の横にT氏、なにやら書きこんでいる。

私「何書いたの?」
T「はい、『2文字抹消』と書きこみました。」



削除処理した結果、文字の総量が増えた。
でも、問題ないらしい。


すごく親切な窓口の人が、ひどく馬鹿げたルールを遵守し、
すごく滑稽な結果になってしまった。



「民営化されても残るんだろうなぁ、こういうケース。」
と思いながら、完全禁煙のフロアを
足早に立ち去った次第である。





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