the other side of SmokyGitanesCafe
それとは無関係に・・・。
 




GITANES嗜好者ならなんとなくフランスとは
仲良くできる。
それとは無関係に・・・。


センカク。

船が衝突するビデオがなぜか、そしてどこからか流出した
らしい。で、関係者もそれを「どうも本物のようだ」と
しているらしい。
私は観ていない。

公開だ、一部公開だ、非公開だ

と騒いでいる最中に勝手に流出してしまったのだから、
日本のえらい人の中にも(場合によっては中国の中にも)
心の準備ができていないまま、結果的にビデオが公開されて
しまった・というケースもあるだろう。

タイトルの優柔不断とは、「どっちか決められない」
という意味である。


「故意にぶつかってきたのだ。国交も外交も関係なく
普通に刑事犯として裁判にかけ、処罰するべし」
というスタンスの人も多いだろう。

それならばビデオは公開する必要はない・ということになる。
普通の事故を記録した映像があるとして、当事者や当局に
関係のない人から「その映像を公開せよ」と言われても
公開などしないだろう。
本件を普通の事故として公平に扱え!というのなら、
ビデオは公開されないということになる。


とは言っても事情が事情だ。
一般的な事故ではないのだから、映像公開という特例があっても
いいではないか・という意見も成り立つような気もする。
ビデオが公開されないのをいいことに、絶対に非を認めない相手を
静かにさせるためには、それなりに有効な手段かも知れない
(その映像を見たら相手が悪いということが一目瞭然だと仮定して)。


どっちなんだろう。
優柔不断だ。でも、同じような考えを持っている「普通」の人も多いだろう。

結果的に映像が流出したことで、最早焦点は公開・非公開ではなく
「やっぱり故意の追突だ!」「いや、そうは言い切れない!」という
問題に移ってしまった。ますます公開の是非は去ってしまった。




流出したこと自体はどうなるのか。
多分これは事故に関係した人間が関わっているだろうから、高確率で
その人物は公務員だろう。
守秘義務に違反している。(国家)公務員を律する法律にも抵触するだろう。
しかし、その行動がなかったらとんでもない結果につながったかも知れぬ。
いや、これがとんでもない結果につながるのかも知れない。

だから、よくわからない。優柔不断だ。


センゴクというナントカ長官は
「(流出が本当ならば)大きなメスを入れる必要がある」と言った。

組織上由々しき問題だから、事態を解明し組織(やシステム)を改革する
という意味だろう。



いくら優柔不断な私でも、ここは「おかしい!」と声高に言うことができる。


「大きなメスを入れる必要がある」というコメントは大きな間違いである。
(あるいは報道が間違っているのかも知れないが)

大きくメスを入れる必要がある」でなければならない。

『大きな』と『大きく』ではまったく違う。

久しぶりに言うが、外交官と外交員ほど違う。写真家と写真屋ほど違う。


第一、「大きなメス」なんてものは、すでに「メス」ではない。

薙刀だ。



※真面目に時事問題を考える人、申し訳ない。


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