GITANESは見るからに濃そうだが
吸ってみるとやっぱり濃いのだ。
それとは無関係に・・・。
スーパーの惣菜コーナーでいつも気になるのは
こんもりしたチャーハンである。
ただでさえチャーハンってものは美味いのに、
それを皿の上にこんもりさせてしまうなんて
なんとキャッチーであることか。
私もなかなかチャーハン作りの名人ではあるが、
こんもりと盛り付けようにも、あの「半球」のオタマが家にない。
だから私の作ったチャーハンは「こんもり」することはなく、
ただ単に無秩序に皿の上に聳え立つ焼き飯になる。
スーパーのそのコーナーを通るたびに「今日こそ買おう」と手にとってみる。
しかしやっぱりやめる。
その理由は
「こんもりしているが、結局どれぐらいの量なのかわからない」
からである。
意外と少なかった場合、チャーハンの理想と現実の量の差を埋めるような
食べ物はなかなかないのだ。
というような葛藤と日々戦っていたが、今日のひるめし用にとうとうその
こんもりしたチャーハンを買ってしまった。
やはりそれなりに美味かった。
そして悲しいほど、量が少なかった。
いや、心配は無用である。
私ももう色々なことを想定できるオトナなのだ。
こういうこともあろうかと、
「図々しいメンチカツ」を一つ買っておいたのだ。
予想通り、その図々しいまでの佇まいのメンチカツは
チャーハンの不足分を補って余りある活躍を見せた。
「お上品な茶碗蒸し」の存在など消し飛んでしまうほどの
圧倒的な力量である。
そして今食べ過ぎて苦しいのである。
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