GITANESを忘れることはなかったが、ハンカチはそうでもなかった。
それとは無関係に・・・。
朝目覚めたときの、まず最初の作業はハンカチを用意することである。
寝室のキャビネット、その一番上の抽斗にハンカチを収納している。
だから着替えよりも何よりも、その日持っていくハンカチを用意することが
一日の最初の作業になる。
衣裳部屋は寝室に隣接しているから、ハンカチを用意した後着替え作業になる。
大体前夜考えていた服を着るのだが、しばしば小規模変更もあるし
総変更になることもよくある。
階下に降りて朝食と身支度。
で、かなり頻繁に重要なプロセスをすっ飛ばしてしまうことがある。
ハンカチの用意である。
で、便利なことに職場ではハンカチも売っている(取り扱っている)。
だから、ハンカチを忘れた日はすぐに買うことになる。
さて、寝室にあるキャビネットの一番上の抽斗。
ハンカチを収納しているその抽斗は、もうそろそろ引き出せないほど
ハンカチがギュウギュウに詰まっている。
それほど頻繁にハンカチを忘れて出勤してしまうからである。
ギュウギュウにつまったハンカチの様は、さながらハンカチの海である。
ハンカチの海を眺めながらいつも考える。
忘れない方法はないものか。
いっそのこと、職場に「置きハンカチ」をしておいたらどうだろうか?
予め10枚ぐらいのハンカチをオフィスのデスクに備えておくのだ。
ただ、私には自信がある。
そんなことをしても、11日目にはまたハンカチを買う羽目になる・という自信だ。
ハンカチの海を見つめながら、
ああ、少なくとも今日はハンカチを忘れなくてよかった・・・と思う。
そしてそれを玄関に置いたままにしてしまう日が、そこそこある。
もう、生活圏内の至る所がハンカチの海になってしまえばいいと思っている。
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