年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

中央区長の退任

2019年01月18日 | 宅老のグチ

長い間東京都中央区の矢田区長が次の選挙に出ないで退任するようだ。32年区長だったがこの間築地に勤めていたので区政の変遷は傍観者と気になっていた。初期のころは中央区が約人口7万人でそのうち築地市場関係者が半分近く中央区に住んでいたと思われる。築地の問題は中央区の存亡の問題でもあった。当時は他の区との統合もあった。行政の統合はそこで働く人たちのもっとも嫌う問題でもあった。中央区の都市再開発とITの発達により24時間化が進み、郊外に住むことの不便が増すことが増え、中央区に17万人と住む人が増えた。人口が増えれば、築地が移転しても他の区との統合問題が消える。今では中央区・港区・千代田区も統合問題が発生しなくなった。これから少子問題で周辺区での学校の廃校問題が増えるだろう。同様に中央区では子供・周辺地域は高齢者問題と行政需要が変化する。

 築地の豊洲移転でこれだけの行政の需要の変化を知った。今後も変化するだろうが役所はまだ日本人しか対応できないようだ。異国人が新宿区の成人の日の半数を占めていたという。魅力の無い都市は異国人はすぐ去ってゆく。そして移動できない日本人高齢者が残る。地方山魚村・離島などはその先行事例でもある。ITの時代で地方も同時期に情報を得ることが出来るようになった。ただこれを生かすことは出来ないようだ。行政の成功事例で補助金がつき、新規参加するところが多いようだが過当競争で数年後に休眠事例となる事に気にかかる。

大分県の一村一品運動で漬物製造者が増えたが今どれだけ残っているのだろうか。

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