年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

幕臣の古沢庵漬

2019年01月15日 | タクワン

大谷木醇堂 おおやぎ-じゅんどう)関連の本を読んでいる。どうやら下級幕臣の家では沢庵漬を購入することも無く自家製で大量に漬けた沢庵漬を変色し黒くなったものまで食していたようだ。少し上の階級の幕臣は使用人も多く、肥料となる下肥が練馬の大根農家との契約で安定した沢庵を食することも出来たようだが使用人の少ない幕臣でさらに肥料となる下肥の品質評価も少なく、契約農家が少なかったようだ。今は下肥は利用されず、文献として残っているが。あと少し経てば歴史の記録として残り、実物を知る人は消える。

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