茨城県では昨日新型コロナウイルス対策が最低レベルのステージ1に引き下げられ、外出自粛要請や休業要請が全て解除されました。そして今日は会社がお休みです。絶好の登山日和となったので、早起きして安達太良山を登ってきました。快晴の空のもと、素晴らしい眺望に恵まれました。ただし、高山植物にはちょっと早かった印象です。4回に分けて紹介していきます。
5時10分に友部を出発。水戸ICから常磐自動車道、磐越自動車道、東北自動車道を利用し二本松ICで降り、7時30分に、あだたら高原スキー場の駐車場に到着。先着の車は20台程度でした。距離はちょうど200kmです。
奥岳登山口から登山開始。雲一つない青空が広がっています。ロープウエイが動き始めるまで1時間待つのも時間が惜しいので、まずは薬師岳まで歩いて登ることにしました。
振り返ると、逆光の中、福島の山々が明瞭に見えています。正面は霊山です。
途中までは樹林帯を歩きます。ギンリョウソウが咲いていました。
勢至平方面へ向かう林道から分かれ、スキー場に沿って薬師岳へ向かいます。後方には阿武隈の山々を遠望できます。正面右は大滝根山方面です。
登山道で見かけたツクバネウツギ
ムラサキヤシオツツジ。薬師岳から下はほとんど終わっていました。
足元にはツマトリソウ。
登山口から40分ほど登ると、樹林帯を抜けて五葉松平に出ます。このあたりからイワカガミが咲き始めていました。
ウラジオヨウラクはまだ蕾。唯一咲き始めた木を見つけでパチリ(ボケボケでした)。
五葉松平に出ると見事な眺望が広がります。北側には蔵王連山。
蔵王の不忘山のすそ野の先には泉ヶ岳と北泉ヶ岳が見えています。
8時15分に標高1322mの薬師岳に到着。五葉松平の先には安達太良山が見えています。
祠にお参り。大きな賽銭箱です。近くに鐘があったので鳴らしてみました。
薬師岳で遅い朝食休憩としました。蔵王連山の右手前は福島の街並み。信夫山が明確にわかります。
鉄山と箕輪山、その先には吾妻小富士を遠望します。
再び蔵王連山。熊野岳、苅田岳、屏風岳、不忘山と連なります。今まで安達太良山に何度か登っていますが、いずれも天気には恵まれず、今日のように蔵王連山が見えたのは初めてです。
蔵王の右奥に遠望する北泉ヶ岳と泉ヶ岳。
蔵王連山の左手前に栗子山のピークがあり、その左奥にうっすら山が見えています。地図で調べると100km以上も先の月山に行きつくのですが、月山はまだ冠雪しているはず。どこの山だろう・・・
もう少しズームします。
福島の町の先には福島、宮城県境の山々が連なります。太平洋が見えないか目を凝らすと、霞の先に浮かぶ山々を発見。
逆光なので写真には微かにしか写っていませんが、はるかかなたに山の姿が見えました。地図で調べたところ、130km先の牡鹿半島の山々です。一番右は金華山、その左は牡鹿半島の駒ヶ峰、光山。
金華山をズーム。石巻湾の先に金華山が見えるとは驚きでした。山頂に着く頃には霞の中に消えてしまうでしょう。
(6月10日追記)
参考に、モノトーンで思いっきりコントラストつけてみました。(追記以上)
20分ほど遠望を楽しみながら休憩していると、始発のロープウエイが到着する時間になってしまいました。今までは一人にも会いませんでしたが、ここから先は人気の登山コース。密にならないような配慮が必要です。
おなじみの場所でパチリ。
残雪と安達太良山山頂。山頂目指してスタートです(続く)