沼ノ平の爆裂火口跡を見てから、もう一度安達太良山に戻ろうかと考えていましたが、山頂はかなり密な状況になっているようです。ロープウエイを利用した登山客が押し寄せているのでしょう。そこで、矢筈森から直接峰の辻へ向かい、くろがね小屋を経由せずに篭山の東側を直進して勢至平を目指すことにします。
もう一度、荘厳な沼ノ平の絶景を目に焼き付けてから下山開始。
矢筈森の斜面はイワカガミの群生地です。
山側の岩場に咲き乱れています。
反対の谷側には、まだ雪渓が残っていました。
峰ノ辻からは、背の低い五葉松の中を下ります。蔵王連山や福島の街並みを見下ろす気持ちの良いルートです。
ところどころ、ムラサキヤシオツツジが咲いています。
くろがね小屋からの林道に合流すると、レンゲツツジが咲き始めていました。
林道にはアサギマダラが飛び交っています。花数がまだ少ないため、なかなか止まってくれません。レンゲツツジには興味がないようです。蜜が少ないのでしょうか。
白い花はイソツツジ。
勢至平に寄り道。レンゲツツジが見頃を迎えていました。
周囲を朱色に彩っています。
安達太良山をバックに1枚
こちらはイソツツジかな?
勢至平ではウラジオヨウラクが開花してました。
勢至平から奥岳山麓へ向けてジープ道を下ります。本当にジープが1台上っていったのにはビックリ。途中から林道をショートカットする旧道(登山道)が整備されているので、そちらをを利用します。かなり滑りやすいので、雨上がりの時は使わないほうが無難です。
足元にはマイヅルソウ
タニギキョウ
途中から、あだたら渓谷自然遊歩道を経由して戻ることにします。木道の遊歩道が渓谷沿いに整備されています。
巨大な白い花。何かと思ったらギンリョウソウでした。
ツクバネウツギ
早くもコバイケイソウが咲いていました。
魚止滝を見上げます。
12時30分に奥岳山麓に到着。さっそく営業中の「あだたら山 奥岳の湯」で休憩しました。標高950mにある露天風呂からは新緑の山々を一望します。内湯は源泉かけ流しで全国的にも珍しいpH2.5の酸性泉。筋肉痛や神経痛、疲労回復、また皮膚病への効能や美肌効果もあると言われている温泉です。先客は3名、密にならずにのんびり休憩できました(終わり)。