ヤポネシアンレゲェ

新しい日常を追い求めるギター弾きホワイト教授のゆるゆる人生散歩日記。目指すは架空のリゾートミュージックアイランド。

グアテマラのイスラエルヒッピー

2009-06-10 23:15:29 | 映画・読書
中南米の陸路での国境越えは、賄賂をたかる輩や盗人が多く危険で、慣れている人でもかなり疲弊するものです。

あれは、メヒコからグアテマラへの国境越えを無事すませ、天空の湖のある楽園アティトラン湖へ向かミニバンの車中でした。
クネクネ悪路の長丁場。私は運悪く安定性のない補助席で、両手両足5時間も踏ん張り続きでヘトヘト。
そんな中、「暑~い!」「ラテン音楽うるさ~い」「いったい何時着くの~?」我まま言い放題のふんぞり返った脂肪過多腋臭白女3人。

旅行で見かけた個人的印象ですが、欧米の白人の多くは、アジア人や有色人種をヒトとして見てません。使う者と使われる者としか、、、

「娘さんたちよ、おめえらだけの車じゃないぞ!暑いの嫌ならエアコンの効く車があるわけない貧乏なグアテマラなんかへ来るんじゃねえ~!運転手だって長時間働いて疲れてんだよ、文句ばっかこくな!エネルギー横取り過ぎのデブ女!!」と、言いたいが、べしゃれない私。



東中野ポレポレで「沈黙を破る」を見て震えてきました。

イスラエルと言えば、エルサレム賞での村上春樹スピーチが印象深いのですが、私の知識はこんなもん↓
http://www.nhk.or.jp/kdns/hatena/09/0110.html


しかし、この映画でよーく分かったのです。

占領地で絶対的な権力を手にし、次第に人間性や倫理観、道徳心を失い、“怪物”となっていった若者兵士たち。
ちょっと前まで、テレビゲームで遊んでいた若者です。そんな退屈な彼らが、本物の銃と権力を手にし、人を虫けらのように扱うことに快楽を得ていくのです。

「沈黙を破る」とは、占領地に赴いた経験をもつ元イスラエル将兵たちによって作られたNGO。20代の青年たちが中心となって、占領地での、虐待、略奪、一般住民の殺戮等の加害行為を告白することにより、国内外に占領の実態を訴え続けています。



身近に、頭じゃなく筋肉だけでモノを考えるムキムキ君がいたので聞いてみました、
「なんで薬剤師になる前、自衛隊なんかにいたの?」
「うっす、オレ、とにかく銃をぶっぱなしたくて自衛隊入ってたッス」

人を殺すこともなく除隊した彼は、イエスマンであるということが重宝がられて、パワハラで敬遠されている上司のお気に入りの従順な部下として普通に働いております。
「おめでとう。君は世の中になんの問題を起こすこともなかったし、役になることもなくって、、、」

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