あれから２年

冷たく強い風が吹いています。
なのに、ここ数日の暖かに気がゆるみ、
ダウンパーカーは職場に、ウィンドブレーカーは伊豆に
置き忘れてきました。
薄手のパーカーの下にダウンを着て、散歩はしのぎました。
しかし、走ってみると足もとが見えてく地点が
毎朝１００ｍくらい手前に来ています。
着実に春は近づいているのです。

昨夜は１時間遅れの午後７時過ぎ、伊豆を出発しました。
ラジオでは東日本大震災にちなんだ特集をやっていました。
８時過ぎからは宮沢賢治特集で、
運転をしながら聞き入りました。
１０時過ぎ、自宅に戻るとパソコンの前に、


「何でここに？」
「どうせ、ブログに使うでしょう。」
それでは使わせていただきましょう。
私の留守中に数ヶ月前に磐田市に頼んでおいた
非常用ラジオが準備でき、妻が市役所まで
取りに行ってきたようです。

２年前の今朝、もちろん私も誰も地震・津波・原発事故
何て予想だにできませんでした。
当時の我が家に見えていたことは、

　・転勤の内示があり、伊豆生活が残り３週間であること。
　・衰弱して行く愛犬ＵＰは多分２度と山荘には戻れないこと。

地震後の社会不安と私自身の生活の変化の慌ただしさが重なり、
当時のことは今も余りよく覚えていません。
ただ、地震から約３ヶ月後、２年ぶりに戻った磐田で
愛犬ＵＰは息を引き取りました。
そして、地震から約半年後、縁があり愛犬クレハが
我が家にやってきたこと。
大地震－ＵＰ－クレハ、私の中ではつながっています。
２０１１年は生涯忘れ得ない年になるでしょう。

それでは今週も元気に事故に気をつけて行ってきます。