木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)



おはようございます。

新月2日目の月が空にあるはずですが、どこにも見えませんでした。

散歩時の気温は10.5度、今月末も月刊走行距離1000km問題を抱え、

もう一日も練習を休めない私にありがたい暖かさです。

腰が痛い、脚が重いと言ってる場合ではないので走ってきました。

さて、昨年暮れ12月29日に始まったお風呂場が足かけ2ヶ月、

のべ作業日数10日で完成したので、紹介させていただきます。

土曜午後は、スノコの表側の塗装。

匠(すみません、私のことです、ちょっとBefore After風に)は、

ヒノキの色合いを残した透明のウレタン塗装にするか迷いましたが、

将来のメンテを考え、あえて、土台と同じガードラックを選びました。

塗って2時間ほどの乾燥を待って、その間は休養とMayの夕方散歩。

さあ、お風呂場に搬入です。

苦労した斜めのスノコC、無事収まりました。

この寸分違わぬ収まりが匠の自慢です。

さあ、A・B・Cのスノコをステンレスビスで固定です。

私の木工師匠はビス留めの事を「縫う」と表現していましたが、

確かに多数のビスでスノコを土台に固定していく作業は

布地を糸で縫い付けていく作業に似てなくもありません。

数えてはいませんが、場所により50mmと40mmのビスを使い分け

たぶん200本以上をようやく打ち終えたのは7時前でした。

まだ、完成ではありませんが、匠はお風呂を沸かし、

新しい台の上で体を洗いました。

「広いし、どこにも隙間もなく、これなら一家族が一緒に入れるね。」

日曜朝は工房で、スノコ板の端材を使って、ダボを作ります。

カッター刻んだ丸穴の尻をバンドソーで落とすとダボが出来ます。

モーターにうっかり布を載せていたら、オーバーヒートしてしまう

アクシデントもあり

結局3時間近い作業になりました。

春を思わせる日差しが差し込み、ダボを抜いた後の端切れが何となくきれいに見えました。

さあ、お風呂場に戻り、耐水性の接着剤とプラスチックハンマーでダボの打ち込み。

数が多いので、90分余りの半腰、前屈の姿勢の作業に

前日のバイク練習の疲れも加わり、腰に不穏な痛みを感じます。

接着剤の乾燥を待ちつつ、野菜スープとヨーグルトで昼食。

済んだら、すぐにダボの頭をノミで落として、

面一(ツライチ、真っ平らのこと)にしていきます。

現場監督が仕様通りできているか

厳しい目でチェックしてます。(ホンマカイナ?)

事実はお風呂場と廊下が一体となりつながり、

Mayも安心して歩けるようになった言うことです。

最後にダボの周辺に塗料を塗ったら完成です。

なんと言うことでししょう!

匠はスノコに段差をあえてつけることにより、上の段に腰掛け

風呂椅子を使わなくても、シャワーや給湯が使えるようにしたのです。

13年前、合宿や家族での利用を想定し、畳1畳の大きさのお風呂とその倍の洗い場を設け

蛇口もシャワーも2カ所にしたのが、ようやく日の目を見たのです。

もう匠の家族が一緒にお風呂に入ることはありませんが、

また、皆さんぜひお越し下さい。

ちなみに使用したひのきはすべて私と同じく、地元大沢里(おおそうり)のもので

もしかしたら樹齢も私と似たかよったかではないでしょうか。

地元の材を地元の製材屋が挽いて地元の人間が仕上げました。

まあ、実際に業者さんに頼めば塗装も含めると29~25万円くらいの工事だと思います。

それでは今週も元気に行きましょう!

 

 

 

 



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