先日の「午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本」。一週間毎に作品が変わる。そして今週は待ちに待った「大脱走」だったので、休日にひとりで観に行った。基本的に映画はひとりで観るのが好きだ。
この映画はもう何回、何十回、いやもう百回近くは見たかも知れない。実際に脱走出来てしまうほど、字幕を見なくても台詞が理解出来るほど観たので、わざわざ映画館で観なくてもと思うところだが、一度も大きなスクリーンで観た経験が無かったので、非常に楽しみにしていた。
事前にネットで座席指定してみた。しかし・・・約三百席ある劇場に予約が入っているのはわずか数席・・・。意外な反響だったが私の好きな環境だった。しかし支払いはカードか商品券だったので、ネットでのカード決済は断固拒否する私は当日券を買うつもりで当日の朝を迎えた。こんな日の休日はいつもより早起きする。いつもの事だ。頭の中で大脱走のテーマを流し、行進するように足取りも軽く劇場へと向かった。
「もしかしたら大脱走マニアは同じようにカード決済拒否が多く、劇場には長蛇の列かも知れない?」とか「大脱走コスプレの列が出来ていたりして」とか想像しながら劇場に着くと、当然のようにそんな事がある訳も無くすんなりと事前に希望していた最後部二列目中央の席が取れた。しかし上映開始時刻に向けて次から次へと「トンネルから脱出」して来たかのように観客が続々と「逃げ出して」来た。その殆どは封切当時にリアルに鑑賞したと思われるロマンスグレーのご年配の方ばかりだった。コスプレこそしていなかったものの、事前予約が困難だった方ばかりだったのかも知れない。適度な距離を取りながらほぼ三分の一が埋まる頃、館内が暗くなり、いよいよ上映開始である。ブレイクダンスで御馴染の映画泥棒から流れる。背後では「あの~Nの7番ってどこですかね?」の声が聞こえる。年代的には難しい全席指定システムである。そしてあのテーマソングと共に映画が始まる。ついつい身を乗り出してしまう。冒頭に「このストーリーは実話で、脚色はしているものの、脱出方法については実話に基づいて忠実に再現している」との字幕に改めてそうだったんだよね~と再認識する。
あえてストーリーを説明するまでも無いが、「もしあそこでコーヒーをこぼさなければ・・・」「もしトンネルが森まで続いていたら・・・」と何度見てもじれったいが、上映時間約三時間はあっという間だった。三時間はご年配の方には長丁場だったらしく、クライマックス近くで席を立つ人がチラホラ。ヒルツ(マックイーンの役名)のバイクでの疾走とおじ様のトイレはどちらが早いのか?と気になる。(ちなみに大草原をバイクで走るシーンには有名な「助監督が映り込んでしまう」ミステイクシーンがある。今度探してみて下さい)
それにしてもやはりスティーブ・マックイーンは格好良い。ふと以前大脱走のフィギアが発売されていた事を思い出した。高くて買えなかった記憶があったが、気になって調べてみた。
1994年に限定3000体で発売されていた。人形本体が18000円なのだが、オプションの革ジャンが本体より高い・・・35000円。革ジャンを着てなきゃ意味無いのだが合計5万以上・・・発売から20年近くが経っているが今でもこれは買えない・・・
また劇中で使われたグローブとボールが付属されているそうで、これで独房でのキャッチボールが再現出来る。欲しい・・・でも5万・・・5万ね~・・・5万か・・・ちなみに再来週は「ゴッドファーザー」である。また早起きしちゃおうか?
※今日はMの誕生日。色々あるだろうけど頑張って行こうぜ同級生
「ちょい飲み」連絡待つ
有限会社やな瀬不動産