東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

夏の日の2010・前編

2010年07月30日 09時13分38秒 | 街の話
ウィリアム・エグルストンの展覧会が谷中で開催されていたので休日に出掛けた。

ウィリアム・エグルストンとは・・・1939年、米国・テネシー州メンフィス生まれ。現在もメンフィスに在住、制作を続けています。今でこそアートにおける写真表現でカラー写真は一般的なものですが、60年代、70年代初めにおいて、カラー写真は商業的なものであり芸術写真はモノクロームであるべきだという暗黙の定義付けがありました。それゆえに1976年にMoMA (ニューヨーク近代美術館)で開催されたエグルストンのカラー写真で構成された個展は、アート界に大きな衝撃を与え、カラー写真表現の新たな可能性を提示することになりました。本展「ウィリアム・エグルストン:21st Century」では2000年以降に撮影された作品を展示。写真界の大御所ともいえるウィリアム・エグルストンの近年の活動を一望できます。発表される作品の舞台となっているのはエグルストンの住むテネシー州メンフィスの他、米国各地や欧州、ロシアなど様々ですが、どの作品も同じ都市であるかのようにエグルストンらしい乾いたそして鮮やかな色彩に彩られています・・・と書いてあった。彼については全く何も知らなかったが、広告に掲示されていたこの写真についつい惹かれてしまった。



同時に私を駆り立てたのは会場である「SCAI THE BATHHOUSE」である。BATHHOUSEとあるように200年の歴史を持つ由緒ある銭湯「柏湯」を改装し、1993年にオープンした海外の優れた作家を積極的に紹介する現代美術ギャラリーとの事。



夏の日差しが照りつける昼過ぎの日暮里駅を降りる。蝉時雨が降り注ぐ約10万平方メートルおよそ7000基の墓がある広大な谷中霊園の中を通って進む。途中で物凄く広大な徳川家15代目将軍慶喜の眠る墓を見学しながら、谷中の町並みをプラプラ歩き、被写体を見つけてはデジカメでパチパチと撮影し、汗でダラダラになった頃にようやく「BATHHOUSE」に到着した。プラプラ・パチパチ・ダラダラ・・・



当たり前だが「本当に銭湯だった」。(つづく)



有限会社やな瀬不動産

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