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東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

本:「プロ野球の名脇役」

2014年06月02日 09時37分17秒 | 本の話

ぶらりと本屋に立ち寄った際、「プロ野球の名脇役(二宮清純著)」なるタイトルに惹かれて購入した。

【解説】オリックス時代にイチローらと球界一の守備を誇った田口壮、ONの後ろを打ち5番打者としてV9時代を支えた末次利光、女房役として多くの投手陣を支え続けてきた谷繁元信、日本で唯一の“松井(秀喜)キラー”としてプロ野球を沸かせた遠山獎志、球界きっての名コンビ“アライバ”として二遊間を守り続けてきた井端弘和――。 プロ野球の名勝負・大記録には、必ず陰の立役者が存在する。光文社『小説宝石』で二宮清純が連載していたシリーズ「プロ野球の名脇役」が新書になりました。二宮が脇役ならではの技の極意に迫ります。深く野球を楽しみたいと思っている方にはオススメの一冊です。

末次利光、辻発彦、田口壮、大野豊等・・・野手編(6名)バッテリー編(4名)スタッフ編(5名)にそれぞれスポットを当てている。彼らを通して語られるONや江夏豊、イチローの話がとても興味深く、中でも1976年6月8日に末次が放った逆転サヨナラ満塁ホームランは当時小学生の私はテレビ中継が終わり、ラジオで興奮しながら聞いていたものだ。また斉藤隆の渡米後のスピードアップについても書かれていて、「緊張も状態の悪さも、衰えていく自分も、全て楽しむ。野球人として、それが一番の贅沢」と語る斉藤の言葉がなかなか格好良い。

また現在ライオンズの監督である井原春樹に脚光が集まった1987年のジャイアンツとライオンズとの日本シリーズ。三塁コーチだった井原が二死一塁でセンター前のヒットで一塁ランナーの辻が一気にホームインしたジャイアンツファンとしては屈辱的なあのシーンである。センターのクロマティの緩慢な返球をついてホームインとされているが、井原はショートの川相の「顔の動き」に目を凝らしていたそうで、川相がランナーに視線を送るか否かで、走者を走らせたそうだ。また前回のWBCでのあの重盗失敗について、当時コーチだった緒方耕一と二塁ランナーだった井端と井原にもそれぞれインタビューしている。

一瞬で読み終えて、またもう一度じっくりと読み直そうと思う。やはり野球って面白い。

指折りあと14本

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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