「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」と信州大学の入学式で山沢学長が新入生に語りかけた。
学長は若い世代がスマートフォン依存症になっている風潮に触れ、「知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません」「スイッチを切って、本を読み、友達と話し、自分で考えることを習慣づけよう。物事を根本から考えて全力で行動することが独創性豊かな信大生を育てる」と約2千人の新入生に呼びかけた。
何とも素敵で耳が痛いメッセージである。ただスマホ依存は新入学生だけではなく、大人にも言えることだ。大して使いこなせていない私ですらついつい何気なしに操作してしまう。何かを調べる、確認する以外でも「何となく」触れてしまって、気が付けば長時間になってしまうことがある。先日の腕の痺れも少なからずスマホが影響していると思っている。使いこなしていれば尚更夢中になってしまうだろう。
このニュースを見てから、移動中の電車であれば車窓を眺めるようにしたり、就寝時には最低限のチェックだけにしたり、極力いじらないように心掛けている。絶対に止めようとまでは言わない。だって便利だもんね。大切な事はその「時と場合と頻度」であろう。時間潰しのゲームは私もやるが、外を見上げると、耳を澄ませるともっと面白いことがあるかも知れない。
指折りあと2本