映画「グラン・トリノ(2008年公開)」を観た。
【解説】『ミリオンダラー・ベイビー』以来、4年ぶりにクリント・イーストウッドが監督・主演を務めた人間ドラマ。朝鮮戦争従軍経験を持つ気難しい主人公が、近所に引っ越してきたアジア系移民一家との交流を通して、自身の偏見に直面し葛藤(かっとう)する姿を描く。イーストウッド演じる主人公と友情を育む少年タオにふんしたビー・ヴァン、彼の姉役のアニー・ハーなどほとんど無名の役者を起用。アメリカに暮らす少数民族を温かなまなざしで見つめた物語が胸を打つ。
映画好きの入居者さんからのおススメされた映画である。たまによく見掛けるとにかく偏屈で頑固で口が悪い爺様をイーストウッドが好演。イーストウッドの爺様姿がすっかり似合ってしまうショックを抱えながら、ストーリーは進んで行く。この歳でも煙草はふかすのね?と喫煙者としては少し嬉しくなる。偏屈な人は寂しがり屋さんなのかも知れないな~と改めて思う。
とにかく犬がいい。犬の存在が妻に先立たれた夫の寂しさ・孤独感を際立たせているように思えた。そしてラストシーンは予想外の展開となるが、全体的には淡々とした時間が流れ、非常に心地良い気分になった映画であった。
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