先日の運転免許更新の講習で教官から「高齢者の事故が多い理由」について話が出た。
高齢者が横断歩道で左右を確認し、ドライバーは歩行者がこちらを見たと判断して走行したところ、歩行者が車道を歩き出して事故に遭う・・・その原因として教官は「見えていないから」と教官自身の実体験を踏まえて加齢による視野の狭さを解説してくれた。また「横のライン」ではなく、「(奥行きのある)縦のライン」は距離感が年々掴み難くなるそうで、「まだ距離がある」と判断しても、実際にはかなり近いことが少なくないとのこと。
なかなか興味深い話であった。ただ視野が年々狭くなるのは実際に目に見えるものばかりではなく、世の中の出来事や世論を見ていても同様なことが言えるかも知れない。目先の損得ばかりではなく、もっと広い気持ちと長い目で物事を考えようと改めて思う。