映画「顔(2000年公開)」を観た。
【解説】 「どついたるねん」の坂本順治監督が喜劇女優・藤山直美主演で描く異色の犯罪ドラマ。吉村正子は、クリーニング店を営む母親を手伝う冴えない40過ぎの女性。家にとじこもりっきりで、恋人はおろか友人さえもいない。そんなある日、母親が急死してしまう。通夜の晩、ホステスをしている妹が正子に向かっていつものようにきつい言葉をぶつける。カッとなった正子は妹を殺してしまう。我に返った正子はその場から逃げ出す。そして、初めて外の世界へ出た正子の逃亡生活が始まった……。
直美観たさで録画して、休日に観た。タイトルから「整形して逃亡」する実際に起きたあの事件をモチーフにしているものだと思っていたが、顔をいじることもなく、また逃亡中の切迫感さが伝わって来ない。それは主人公の周りで次々に人が亡くなる悲運の巡り合わせを含めたどこか諦めにも似た感覚からなのだろうか?終盤で主人公が幼い頃に出来なかった「自転車に乗ること」「泳ぐこと」が役に立つ。
佐藤浩市、豊川悦司、國村準、岸辺一徳、(当時)中村勘九郎の豪華キャストだったにも関わらず、特別な感想も無い作品だった・・・