公開中の映画「グレイテスト・ショーマン」を息子と休日に観に行った。
【解説】19世紀に活躍した伝説のエンターテイナー、P・T・バーナムを『X-MEN』シリーズや『レ・ミゼラブル』などのヒュー・ジャックマンが演じるミュージカル。空想家の主人公が卓越したアイデアと野心で世界中を熱狂させるさまと、ロマンチックな愛の物語が描かれる。監督はマイケル・グレイシー。ミシェル・ウィリアムズやザック・エフロンらが共演。『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞歌曲賞を受賞した、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが音楽を担当している。
ワクワクさせるようなオープニングとダンス(ミュージカル映画だと途中で初めて知った)。ストーリーがテンポ良く展開されるのだが、逆に各章においてエピソードや時間経過が浅く短いので、サーカスもあっという間に大盛況するし、団員さんたちや家族との距離もすぐに離れたりくっついたり、(特に最初のショーで踊る姿が)可愛らしい娘さんたちがほぼ成長しないので、非常に短期間での出来事に思えてしまい、最終的にもわっとした感じに思えた。彼の反骨心にはどこか共感するものがあるのだが、あんな対応をするほど義父母からの仕打ちは受けていないようにも思えた。ただラストシーンにくすっとしてしまい、音楽とダンス(特に酒場のシーン)はなかなか良く、帰りにサントラ盤を購入した。ちなみにヒュー・ジャックマンが小声で歌い始めるとついつい「レ・ミゼラブル」を彷彿させる。
来月から就職する息子との平日映画鑑賞もおそらくこれで最後だろうと、鑑賞後に二人で遅めのランチビールを飲みながら、しみじみと思った。