映画「海賊とよばれた男(2016年公開)」を観た。
【解説】第10回本屋大賞を受賞した百田尚樹のベストセラー小説を、『永遠の0』の監督&主演コンビ、山崎貴と岡田准一のタッグで実写映画化。明治から昭和にかけて数々の困難を乗り越え石油事業に尽力した男の生きざまを、戦後の復興、そして世界の市場を牛耳る石油会社との闘いを軸に描く。日本人の誇りを胸に、周囲の仲間との絆を重んじた主人公・国岡鐡造の青年期から老年期までを、主演の岡田が一人でこなす。共演は吉岡秀隆、鈴木亮平、綾瀬はるか、堤真一ら豪華俳優陣がそろう。
廃墟シーンを始めCGや映像美が実に秀逸で、序盤の近藤正臣と終盤の堤真一が登場すると物凄く締まるのだが、私的には起業当初の営業方法や妻へのその後の対応がどうにも好きになれず、(地上波初放映版だったのでカットされたのかも知れないが)全体的に薄い内容に感じてしまった。
そして青年期から老年期までひとりで演じた岡田准一の声質・声量がほとんど変わらないままエンディングを迎えた。