映画「太陽がいっぱい(1960年公開)」を観た。
【解説】『禁じられた遊び』などのフランスの巨匠ルネ・クレマンが監督を務め、パトリシア・ハイスミスの小説を映画化したサスペンス。イタリアに金持ちの道楽息子を連れ戻そうとやって来た貧しい青年が、激情にかられてある犯罪を思い立つ姿を甘美な調べに乗せて映し出す。本作でアラン・ドロンは鋭利な刃物のような危うい美貌と抜群の演技力を披露。映画音楽の名匠ニーノ・ロータの音楽によって際立つ、凶暴なまでの青春の狂気に惑わされる。
言わずと知れたアラン・ドロンの代表作で、母の影響でこれまで何回か観たことはあり、結末も知っていたのだが、今回改めてしっかりと観てみた。二人も○○したんだっけ?とたどたどしい記憶違いに驚きつつも、有名なテーマ曲と共にとにかくドロンが格好良過ぎる。詰めの甘さが途中でいくつも見られたが、やはりあの有名なラストシーンは50年以上が経過してもなかなか衝撃的である。
ただ今回私が見たラストシーンの字幕が「最高の気分だ」となっていたが、やはりこちらの訳し方が正解だと思う。