映画「ラスト・ベガス(2014年公開)」を観た。
【解説】マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケビン・クラインという4人のオスカー俳優が豪華共演を果たしたハートフルコメディ。ビリーとパディ、アーチー、サムの幼なじみ4人組は、60歳になった現在も固い友情で結ばれていた。そんなある日、これまで独身を貫いてきたビリーがついに結婚することになり、挙式が執り行われるラスベガスで4人は久々に再会する。そしてビリーの独身最後の夜、バチェラー・パーティへと繰りだした彼らはバカ騒ぎを満喫するが、パディだけはどこか浮かない表情で……。監督は「ナショナル・トレジャー」シリーズのジョン・タートルトーブ。
数年後の自分と重ね合わせながら視聴する。マイケル・ダグラスが電話通話中に「ウォール街」が出て来たり、デ・ニーロがレイジングブル張りのパンチが出たりとなかなかお茶目な作品。妻から浮気を公認されたサムがぎりぎりで止まるシーン、フリーマン演じるアーチ―のダンスシーン、ダイアナ役のメアリー・スティーンバージェンの歌声が実に素敵だった。ちなみにダイアナはどこかで観たことがあると思って調べたらバック・トゥ・ザ・フューチャー3のクララ先生だった。アース・ウィンド・アンド・ファイアーのセプテンバーが良い感じで流れる。この四人組の中でサムが一番良い生き方のような気がした。105分の上映時間なのでそれぞれの個性や人間性が深く掘り下げていないが、幼馴染とこの年齢まで続くことは良い事というよりも奇跡的な事だろうな~と50代後半に差し掛かった今ではそう思う。
これから迎える老後について大切なことはたくさんあるが、何よりも気力なんだよな~と再確認出来たなかなか素敵な作品だった。