東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「ドライブ・マイ・カー」

2022年02月27日 10時15分11秒 | 映画の話

第94回アカデミー賞で日本映画史上初となる作品賞にノミネートされた映画「ドライブ・マイ・カー(2021年公開)」を観に行った。

【解説】村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した濱口竜介監督・脚本により映画化。舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。主人公・家福を西島秀俊、ヒロインのみさきを三浦透子、物語の鍵を握る俳優・高槻を岡田将生、家福の亡き妻・音を霧島れいかがそれぞれ演じる。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、日本映画では初となる脚本賞を受賞したほか、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞の3つの独立賞も受賞。また、2022年・第94回アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞にノミネートされたほか、監督賞、脚色賞、国際長編映画賞とあわせて4部門でノミネートとなる快挙を達成。第79回ゴールデングローブ賞の最優秀非英語映画賞受賞や、アジア人男性初の全米批評家協会賞主演男優賞受賞など、全米の各映画賞でも大きく注目を集めた。

ドローンではないロングショットでの走行シーンに赤いサーブ900がよく映える。主人公を始め、小池栄子似のドライバー他多くの登場人物に喜怒哀楽がないのが特徴で前半まで淡々とした流れにも関わらず時間を忘れるほどだったが、舞台にも丁寧に時間を割くので次第にお尻に痛みを感じ始め、終盤のエピソードでさらに痛くなる。手話の女優さんとご主人、夫婦の営みシーン、「分別はしっかりして下さい」と忠告する台詞、最初後部座席に座っていた主人公が後半から助手席に移動する距離感の変化は良かったが、タイトルにあるようにもう少しドライブに趣を置いてくれればラストが駆け足にならずに、もう少し違った感想になった気がした。そもそも冒頭で「目撃」した時点で何も言わなかった夫にどうしても感情移入が出来なかった。感情を露にすることは時と場合によって必要であって、無表情・無反応・無関心はやはり罪なんだろうな~と感じた三時間上映だった。

今年もし作品賞を受賞すれば「パラサイト(2020年)」、「ノマドランド(2021年)」に続き、私自身受賞前鑑賞作品三連覇となるのだが果たして・・・

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産


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