映画「桐島、部活やめるってよ(2012年公開)」を観た。
【解説】早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウのデビュー作を映画化した青春群像劇。学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、少しずつ校内の微妙な人間関係に波紋が広がっていくさまを描く。学校生活に潜む不穏な空気感を巧みにあぶり出したのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督。クラスでは目立たず地味な存在の主人公に神木隆之介がふんするほか、『告白』の橋本愛、『SAYURI』の大後寿々花らが共演する。
登場人物の視線ごとに同じ日が何度もフラッシュバックする。高校生らしい自然な会話がとても懐かしく感じる。高校二年生と部活・・・もう30年以上前の17歳の自分と重ねて見てしまう。授業が終わり、教室にいなくてもいい解放感と、部活の始まるワクワク感が満ち溢れている放課後の風景が撮影現場となった高知中央高校の校舎・校庭ととてもマッチしていた。
エンディングロールを観て初めて、神木隆之介が主役だと気付いたほど東出昌大の存在感が大きく、また橋本愛がとても輝いていたな~