静岡を訪れた際、懐かしい「ご対面」があった。
先代が乗っていた車でもう20年近く前の型式なのだが、あまり型落ち感がなく私も長い間ハンドルを握っていた。そもそもあまり車を使わなかったので走行距離も短く、昨年買い替えた際もかなり程度が良い状態だと自負していたのだが、耳を疑うような下取り価格唖然としていると嫁ぐ娘が自分が乗ると名乗り出て、妻が同乗して東京から娘と二人で一緒に静岡まで陸送した。あれから一年以上が経ち、今回久しぶりのご対面。娘はこまめに手入れをしていて、さらにコーティングをしたばかりだったので車はピカピカで「ジイジも喜んでくれてるね」とつい嬉しくなった。
娘は「幼い頃、後部座席でウトウトしながらドアを閉める音、エンジン音を聞いていたけど、それが今は自分で運転している」ことに成長を感じるそうで、さらに「いつもジイジに守られているような気がする」と話していた。祖父・親そして娘に受け継がれた愛車の後部座席に来春四代目がチャイルドシートに座っていると思うとつい「ジイジ、ちゃんと見守っていて上げてね」の言葉も強くなる。