銀座・歌謡曲BARのマスターが書かれた本「BARカウンターから見える風景」を読んだ。
【解説】昭和時代を回想、仕事の上で諸先輩から学んだことをまとめ、昭和の男女の生き様に触れて、店での和やかな雰囲気を紹介、現代の若者へ「お酒とはこう飲むものぞ」と昭和人を代表してメッセージを送る。五つの章を支柱とする、全五十話のショートストーリー。昭和の名曲とともに古き良きあの頃が蘇る…。
5年前に初めて来店してから時々友人を連れてお邪魔しているお店で、今回著書が発売されると聞き、すぐに予約した。
面識のある方が、知っている場所を舞台に書かれた文章はまるで自分が登場人物のようで楽しい。また年齢もひとつ違いと言う事もあり、ザ・ベストテンやスーパーカーブームと世代的に共感する内容や夫婦におススメの曲として浜田省吾の「星の指輪」には、ついつい頷いてしまった。
BARの楽しみ方から大人としてのマナー(特に「名刺交換」)、嗜み、男としての生き様等が、マスターの人柄・お店の雰囲気そのままの心地良いBGMのように丁寧な文章で綴られており、寝室で大友裕子を流しながらすらすらと二日で読み終えた。是非息子にも読ませたいと思うダンディズムが散りばめられている本であった。
またお店で流す2016年「昭和の名曲」年間リクエスト・ベスト20が書かれており、私がいつも帰り際にリクエストする百恵ちゃんの「さよならの向こう側」が第7位にランクインしていた。
マスター、読みましたよ。今度サインして下さいね。また開店10周年とのこと。おめでとうございます。
本日はCの誕生日。大台おめでとう~