昨年亡くなった大橋巨泉の著書「人生の選択(2000年)」。
発売当時34歳だった私はとても感銘を受けた本であり、10年前にすでに掲示したが改めて51歳で読み直すと、私の環境や考え方、そして見える景色もかなり変わり、自分なりの解釈と共に今後の人生について再考しながら、読み進める。
【多趣味のススメ】晴耕雨読の生活をする為には、多趣味が良い。スポーツ観戦ではアメリカンフットボールがおススメで、囲碁・チェス等は頭脳をリフレッシュさせるゲームである。海外に出掛ける前には一年以上前から行く国の歴史や現状、片言でもいいので現地の言葉を覚える事。
【良い夫婦のススメ】夫婦は「性格がわかるのに10年、利用するのに10年、感謝するのに10年かかり、30年の古の古き良き夫婦」となる。田辺聖子の「上機嫌は女の宝物、その反対も同様。お互いの機嫌の良い顔をちょっとでも長く見ることに結婚の良さがある。上機嫌というのは努力でできるものだから、相手に求めるより、まず自分がならないと」との言葉を引用。
【健康のススメ】自分自身の体については佐藤元首相の「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」の言葉を引用し、歳を取ってからの死因や大怪我は意外に転倒や風邪が多く、義理人情の日本において体調不十分の状態で無理してまで参加する必要はないと説く。
彼の一番のモットーである「死ぬまで豊かに生きたい」が各所に散りばめられていた。
これまで何とな~く描いていた私の将来計画について、少し前に調整が必要となる出来事があった。これは悪い内容では無く、良い内容であったのだが、この数ヶ月実に色々と考えたものだ。ただその時は明確な将来図を打ち立てられなかったこともあり、「やっぱり、そうだろうな~」と妙に納得しつつ、やはり最後はすべて「巡り合わせ」と「決断力」なんだな~と実感した。これからもこんな感じで流れに身を任せて行こうと思う。彼の言う「You cann't have everything(すべてを得られる訳ではない、「今回の」人生ではやめておこう)」の柔軟性を持ちつつ・・・
先日娘が「こんなに楽しそうにしている51歳を見た事が無い」と言われた。実に嬉しい話である。
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